この夏、幼稚園経営者の研修会や幼児教育関係者の集まりに参加してきました。様々なお話をする機会がありましたが、その中でも多くの先生達が、これからは保護者や地域との連携をどう図るかが課題であると話していたのが印象的でした。
その一例が、東京都文京区の「まちの保育園」。この園では「まちのパーラー」というカフェを併設させることで、地域ぐるみでの子育てを目指しているそうです。
ご紹介した一例は大規模な設備投資による取り組みでしたが、それ以外にも、保護者や地域を巻き込むことは十分に可能です。そこに必要なのは「プレゼンテーション」スキル。ある辞書では、「プレゼンテーションとは、聴衆に対して情報を提示し、理解・納得を得る行為を指す」と書かれていますが、私の印象では情報を提示するだけで終わっているプレゼンが多いというのが本音です。せっかくの教育方針や活動計画を、本当に理解されるまで伝えることが、保護者や地域との連携力の要になります。
次回はこの「プレゼンテーション」についてお伝えします。