ポップアッププログラムをつくっちゃお!

 秋になると、色んな行事がありますね。そのためのプログラムやしおりにポップアップ(しかけ)を取り込んでみてはいかがでしょうか。今回は、Power Point(パワーポイント)でしかけのある蛇腹折りのプログラム作りのご紹介をします。

操作手順

枠づくり

01
[ 表示- 表示/非表示]から[ グリッド線] にチェックを入れます。長方形の図形を1つ描きますが、この時、グリッド線を目印にして描くと綺麗に仕上がります。キーボードのCtrl+Shift を押しながらドラッグして、同じ長方形を3つ描きます。この長方形1つ1つがプログラムの一面となります。

一面の装飾

02
長方形の枠線や塗りつぶしの色を変更します。プログラムを白画用紙に印刷する場合は、塗りつぶしの色をカラフルな色にしても良いかもしれませんね。[挿入] から図形やテキストボックス、ワードアートなどを入れて、見やすく内容を作成していきましょう。

折りたたみのしかけ

03
プログラムの上に、ななめ折りのポップアップを作りましょう。図形の円を描き、中心部がプログラム上部の真ん中にくるよう配置します。[書式- 背面へ移動] から[最背面へ移動] をクリックします。半円が残り、これが中に折りたたまれる仕組みになります。

折り込み

04
ポップアップをおうぎ形に折り込みます。頂点を見開きの中心線上におき、中心線に対してななめに折り込みます。おうぎ形の角度は、真ん中の折り目で左右等しくなるようにします。この角度が大きくなればなるほど折り込まれる角度も大きくなるので、飛び出している半円の部分はたくさん動くことになります。この半円の部分に園児が書いた似顔絵や、クラスを区別するイラストを入れたりするのも良いですね。

旗のしかけ

05
図形で、小さめの四角形を2つ(A)と、高さが半分の四角形を1つ(B)描きます。Aの裏面同士を貼り合わせ、Bはプログラムに固定するためののりしろ部分になります。Aが旗となる部分なので、イラストやメッセージを書いてみるのもいいかもしれませんね。プログラムの空いた部分に切り込みを入れて、小さい四角形を差し込んで固定します。ポップアップを取り入れて、開くたびに楽しめるプログラムをつくってみてくださいね。楽しい行事を面白いプログラムでさらに気分を盛り上げましょう!

ポイント

折り込み角度

01
折り込みの角度に注意しましょう。折り込みが深すぎると蛇腹折りにした時に仕掛けが飛び出てしまったり、折り込みが浅すぎるとしかけが起き上がらなかったりします。試しでちょうど良い角度を見つけてから、完成品を作成するようにしましょう。
プログラムの作成
パソコンでシンプルなプログラムを作り、ポップアップのようなしかけを付けるだけで面白いものが出来上がります。パソコンなら設計も簡単で同じものをいくつも正確につくることができます。
ここで一句!
『プログラム シンプルな中に しかけ付け 面白さアップ 手間ひまダウン』
執筆者
豊島直子

園のICT化支援を担当。

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