口コミには冷静な対処が大切。虚偽情報や誹謗中傷などは、削除依頼が可能です。第三者になりすました口コミは、ステマ規制の違反対象のため注意しましょう。
口コミサイトで悪い評価がついたときの対処方法
口コミサイトで思いがけず悪い評価がついてしまうと慌ててしまいます。しかし、評価はあくまでその人の主観的な意見であり、すべての人がそのような考えを持っているわけではありません。悪い評価を見ると落ち込んでしまうこともありますが、その口コミは明らかに自園が悪いことなのか? を見極め、冷静な対処をしていくことが大切です
自園に非がある場合
口コミに書かれていることは貴重な意見です。非がある場合は、今後の改善ポイントとして受け止めましょう。悪い評価が付いた場合、以下のようなデメリットが考えられます。
- 口コミサイトでの評価が下がるためWebサイトの表示順位が下がる
- 口コミを参考にする人が多いため応募者数が下がる
- 職員のモチベーションが下がる
口コミサイトを見ているユーザーは、悪い評価にどのように向き合うかという事業者の姿勢も見ています。全世界に公開されているWeb上において、対処の仕方によって、マイナスがプラスになる場合もありますので、誠実に口コミへ返信すると良いでしょう
自園に非がない場合
「口コミが気に入らない」「悪い評価を消したい」などの理由では口コミの削除はできませんが、スパムや虚偽情報、誹謗中傷など口コミサイトの規定に違反している悪質な書き込みは、削除依頼できることがほとんどです。口コミサイトのガイドラインやポリシーを改めて確認し、違反しているものに関しては、サイト運営者に削除申請をして粛々と対処しましょう。
ステルスマーケティング規制とは
2023年10月1日からステルスマーケティング、いわゆるステマが、景品表示法違反に該当するようになりました。景品表示法において、ステマとは「一般消費者が事業者の表示であることを判別するのが困難である表示」とされています。「事業者」には、企業だけではなく学校法人も含まれるようです。
ステマには、事業者側がその身分を隠して第三者になりすまして広告・宣伝をする「なりすまし型」と、事業者から依頼を受けた第三者が利益を受けていることを隠して広告・宣伝をする「利益提供秘匿型」の2種類があります。
職員が第三者になりすまして自園に高評価の口コミをつけることは、ステマ規制の違反対象になりますので、注意しましょう。