阪神電車が沿線の街づくりから企画 安心・安全のヒントに

プログラボの様子

 阪神電気鉄道(株)は鉄道や不動産の事業を基盤に、沿線を通じて誰もが「住んでよかった」「働いてよかった」「訪れてよかった」と実感できる街づくりを目指した新規事業を展開しています。

 その事業の一つに、ICタグを活用して児童が校門を通過したことを保護者にメールで知らせるサービス「登下校ミマモルメ」があります。既に全国800校以上に導入され、17万人の子どもたちが利用しています。この技術を活かし、2014年から園向けのサービスとして、新保育制度に対応した「登降園ミマモルメ」も展開しています。

 その他、六甲布引の水を用いた、防災用の備蓄に役立つ微硬水(bikohsui)の販売や、今年四月からは子ども向けのロボットプログラミング教室「プログラボ」を開校しています。沿線住人の生活における〝たいせつ〟を守る様々な事業には、教育・保育分野の安心・安全のヒントがあり、今後の展開に注目したいところです。

阪神電気鉄道
執筆者
八木侑子

2・4面担当のパステルIT新聞編集スタッフ。ライティングだけでなくデザインも担当しています。

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