この記事のポイント
- 保育防災カンファレンス2023の講座をピックアップして紹介
- 参加者の99.3%が「満足」と回答
- 参加登録者への録画配信は2023年5月31日まで
保育防災カンファレンス2023の講座をピックアップして紹介
「災害時は『判断すること』と『自分自身の安全確保』が重要」と語るのは、救急救命士の経験を活かし、防災・救急教育に取り組む(一社)Forwardの月ヶ瀬氏。出血・骨折・やけど・熱中症などの対処を解説し、「これらの対応について『できたこと』『できていないこと』を記録し、把握することまでが訓練。緊急時に失敗しないよう組織全体で訓練すべき」と強調しました。
災害時は食の備えも必要です。(一社)日本食育HEDカレッジの中村氏は、「災害時は先生たちも被災者。先生と園児、保護者が共助することが大切」と語り、みんなで一緒に備える、園児のための防災バッグのアイデアを共有しました。
また、備え・防災アドバイザーとして活動する合同会社ソナエルワークスの高荷氏は、園児を保護者に引き渡すまでに必要な備蓄品の選び方を紹介。「『水』そのものより『水の機能』を備蓄する。ウェットティッシュ、除菌スプレーは日ごろの在庫を多めに確保する形で用意するとよい」と、トイレや衛生用品などの備蓄のコツを伝授しました。
参加者の99.3%が「満足」と回答
参加者からは「自園の防災を見直し、意識や備えの質を上げたい」「どの講座も具体的でわかりやすかった。繰り返し録画で学びたい」「まず自分の命を守らなければ園児も救えないことを学んだ。肝に銘じて日々の保育活動・園運営に取り組みたい」などの声が寄せられ、満足度は99.3%。次回の開催についての続報は公式サイトにて。
㈱ニシハタシステム(大阪府)
「当たり前の防災を体現する」を理念に、園の災害対策や情報共有ツールとして、IP無線機や緊急地震速報機を提供している。2022年9月より、保育防災カンファレンスを主催。