4コマ漫画わかば先生 Vol.161「湿気のじめじめいじめ!?」編

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 パソコンにとって湿気や水分は大敵。適正湿度は20~80%程度とするメーカーが多いようです。ただし、この範囲であっても結露が起こってしまえば、部品がショートするなど故障の原因となるので注意しましょう。

パソコンのショートとは?

 パソコンのような精密機器にとって、湿気や水分は大敵。パソコンの部品がショートするなど、故障の原因となります。「ショートする」とは、決められた回路を通らず、水や金属などを介して別の回路から電気が流れること。ショートが起きると過熱・発火が発生するなど誤作動や故障を引き起こします。一度パソコンがショートすると何をしても電源が入らず、修理に出さなければならない状況になることが多いです。特に梅雨から夏場にかけて、ショートを起こしかねない湿気には対策が必要となります。

パソコンの適正湿度と対策

 パソコンの適正湿度は20~80%程度とするメーカーが多いようです。かなり高湿度でも大丈夫と思ってしまいがちですが、この範囲に入っていたとしても、結露が起こってしまえば、部品がショートする恐れはあります。パソコンにとって過ごしやすい環境をつくってあげましょう。

エアコンなどの機器で適正温度・湿度に保つ

 まずは基本として、エアコンなどの機器を使って適正環境をつくりましょう。夏や冬は人間と同じでパソコンも適正な温度・湿度の場所を好みます。

換気をする

 晴れた日は窓を開けて換気をしましょう。湿度の低い時間帯に風を通すと効果的です。また、雨の日であっても締め切った部屋は湿気がたまりやすくなります。窓は開けられなくても、部屋のドアを開けておくだけでも効果はありそうです。

水分のあるものから距離を置く

 飲み物をこぼすのもパソコン故障の原因のひとつ。まずは、パソコンから距離を置きましょう。雨の日は部屋に洗濯物など濡れたものを干したり、観葉植物や水槽などの水を含むものが飾ってあったりすることもあるかもしれません。こうしたものをパソコンの近くに置かないことも大切です。

執筆者

パステルIT新聞デザインチーフとして紙面全体のデザインを担当。
4面の4コマ漫画も担当しています。

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