【海外園レポート】幼児世界交流紀行 ~ニュージーランド編~

Aoraki Explorers園の子どもたち。右下はオンラインで交流した明照幼稚園の子どもたちとの交流の様子
 子どものグローバルな感性を育もうと、海外園と自園をリアルタイムでつなぐ「オンライン世界交流」に取り組む園が増えています。今回紹介するのは、ニュージーランドのAoraki Explorersと神奈川県の葉山明照幼稚園の交流レポート。Aoraki Explorersのスコット先生に一問一答形式で答えていただきました。

日本に興味を持つきっかけに

  • 交流実施のねらいは?

 他の文化・国を学ぶ良い機会になると考えたことが理由です。この世界には様々な国や人々が住んでおり、同じところもあれば、違うこともあるということを感じ取ってもらうことでした。

  • 子どもたちの変化は?

 まず、子どもたちが日本にすごく興味を持ってくれました。日本のことを学ぶ動画を見て、園でも日本のことをみんなで話したりしました。なので、自然と日本に関するクイズや質問にも答えられるようになっていましたね。また園だけではなく、家庭でも、ご両親と一緒に日本語の挨拶を練習してくれていたそうです。

  • 日本の子どもたちの印象は?

 (交流に対しても)真剣で、交流を通じて、一人ひとりの能力がとても高いなと感じました。特に、(交流した葉山明照幼稚園の子どもたちは)音楽に力を入れているなというのがとても印象的でした。本番でも園歌を歌ってくれましたが、人数が多いにも関わらずリズムがそろっていて、驚きました。

  • プログラム全体を通して

 すべて良かったですが、特に、マグー(EN-TRY世界交流時の通訳・進行役のキャラクター)を使って、小さな子どもたちの関心を惹きつけたりするのはとても良い工夫だと思いましたね。ニュージーランドの子どもたちもマグーが大好きになりました。

Aoraki Explorers スコット先生(ニュージーランド)

南島のクライストチャーチからさらに南に位置するプレスクール。世界交流など新しいことにも熱心な先生が多く在籍している。

「オンライン世界交流」とは?
海外園と自園をリアルタイムでつなぎ、互いの国を紹介しあうオンライン交流。子どもの世界観を広げる取り組みとして、注目されている。
「オール地域でSDGs推進 オンラインで世界めぐり地球知る」(パステルIT新聞2022年1月号)
シンクアロットが提供する世界交流プログラム「EN-TRY」。今回プログラムを活用してAoraki Explorersと交流したのは、神奈川県の葉山明照幼稚園です。日本視点での交流の様子や園長先生の声は体験レポートでご覧いただけます。

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