心と体の健康の大切さ伝えるおたよりづくり カラー化して保護者に好評

オルフィスで印刷した、給食メニュー表、運動会のプログラム、おたより、オリジナル封筒など。左から菅原先生、吉岡事務長、峯岸先生、及川先生
「心も体も健康が第一」という教育方針の(学)向日葵学園塩釜ひまわり幼稚園(宮城県塩竈市)では、園児たちが元気に走り回れる人工芝のグラウンドがあり、管理栄養士による食育も盛んです。そんな活動を支える印刷物に注目しました。

 春には筍、秋にはさんまなど、季節を感じられる食材を取り入れた献立が紹介されている、おたより「ひまわり給食メニュー表」。月に2回保護者に配布されています。おたよりには、毎日の献立、使われている食材、栄養価、タンパク質・脂質・塩分の量が示されており、「あかの食べもの」「きいろの食べもの」など、色を目安に栄養バランスがわかるようになっています。さらには、管理栄養士からのコメントや、日々活動の中で職員が撮影した子どもたちの食事風景・食育の教材などのカラー写真も掲載され、A3用紙のおたよりがカラフルに彩られています。保護者からは、「子どもが家でも食べたいと言うのでレシピを教えてほしい」「調理の工夫は?」など、嬉しい反応があるそうです。「子どもたちの様子を撮影した写真は専用Webサイトで公開しているが、紙のおたよりにもできるだけ載せるようにしている。パソコンやスマートフォンでWebサイトにわざわざアクセスしなくても、おたよりを配布したときにすぐに見られる方が良いから」と、吉岡事務長は語ります。

食育をする管理栄養士の松本先生

食育をする管理栄養士の松本先生

 そんなおたよりを印刷しているのは、理想科学工業(株)の高速カラープリンター「オルフィスFW」です。写真を載せたおたよりは以前からありましたが、カラーは印刷コストが高く、原稿によっては単色刷りの印刷機を使って刷り分けていました。しかし、他園の先生から、納得できるコストでカラー印刷ができるオルフィスFWを紹介され、導入。印刷代をあまり気にすることなくカラー印刷ができるようになり、自然とイラストや写真をより多く使ったおたよりに変わり、同時にカラフルで伝わりやすい内容になりました。

 「おたよりをつくる際には、自園の取り組みの意図を伝えたり、掲載する内容に気を配ったりと、子どもたちと触れ合うこととはまた違った緊張感がある」と話す吉岡事務長。単色印刷機並みの速さでカラープリントでき、さらにマスター交換の手間がないオルフィスが、そんな保育者の印刷業務の負担を軽減しているようです。

封筒や厚紙の印刷にも活用

 オルフィスFWを導入してから、A3やB5などの規格サイズだけでなく、用紙にはよるものの、様々な大きさや厚さの紙に対応するため、印刷物の幅が広がりました。これまで業者に頼んでいた封筒印刷も、内製できるようになりました。今年の運動会のプログラムは、8つ切りの白い画用紙にカラー印刷し、切り貼りをして、飛び出す仕掛けを施したものを手作り。色画用紙を使うことなく、カラフルに仕上げることができました。

 今後は、年賀状などのはがき印刷の内製にも挑戦するとのこと。オルフィスの活用が園におけるプリント業務をますます助けてくれそうです。

オルフィス 園での活用方法
執筆者
八木侑子

2・4面担当のパステルIT新聞編集スタッフ。ライティングだけでなくデザインも担当しています。

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