スマホやネット利用の低年齢化が社会問題になっています。子どもへの悪影響が叫ばれる近年、遊ぶ時間を決める、フィルタリングをかける、セキュリティ対策をするなど、適切な指導が園でも求められそうです。
遊ぶ時間を決める
インターネット社会になり、危険だからといってむやみに子どもからインターネットを遠ざけることも難しい世の中になりました。パソコンやスマホはとっても便利なもの。上手に使いこなすことを、子どもの頃から身に着けたいですね。
子どもにスマホなどの機器を与えるさ際は、使用上のルールとそれを守れなかったときの約束をしっかりと決めておくことが重要です。
フィルタリングやセキュリティ対策
また、事前に子どもを危険なものから遠ざけられるように、大人も準備しておく必要があります。基本的なところでは、まずは有害サイトアクセス制限サービス「フィルタリング」を利用しましょう。
子どもが安全にインターネットを使うために、保護者はフィルタリングサービスを利用することが法令で義務付けられています。フィルタリングは、各社ケータイショップ店頭や、電話、インターネットで申し込むことができます。園で子どもたちとタブレットなどを使用する際も注意しましょう。
ただ、フィルタリングを行うだけでは、防ぐことができない「ウイルスの感染」や「個人情報の漏洩」などがあります。こちらも事前に、セキュリティソフトを入れるなど、対策を行いましょう。
スマホのある子育てを考えよう
2014年10月15日から2015年5月31日まで、インターネット安全利用啓発事業「スマホのある子育てを考えよう」が行われます。このプロジェクトでは、無料で保護者向けのセミナーを開催したり、セミナー内容を収録したDVDを配布したりします。
ネットの専門家がわかりやすくお話しますので、「最近、保護者や子どもたちのスマートフォン利用が気になっていた」「保護者に注意喚起や啓発をしたいが専門的な情報がなかった」「ネットモラルやセキュリティ対策について保護者とともに学びたい」などとお考えの先生方は、インターネット利用を考えるきっかけに申し込んでみてはいかがでしょうか。