うちわやカレンダーなどの「手作りキット」は、テンプレートを使って簡単につくれて仕上がりもキレイ。ただし、制作に失敗はつきもの。試作では実際のデザインを使い、色や配置を確認しながらつくりましょう。
印刷のポイント
色合いチェック!
パソコン画面と実際に印刷したものでは、配置も色合いもイメージが少しかわるもの。印刷物のデザインチェックは、印刷した状態でチェックしましょう。
色の構成
パソコンの画面で見える色とプリンタで印刷したときの色とでは、発色が異なるため色合いの差異が生じます。一般的にデジカメやパソコンの画面で表示される色合いはライトの発行を利用して色を表現するRGB(Red、Green、Blue)形式であるのに対し、印刷物ではインクによる光の吸収を利用して色を表現するCMYK(Cyan、Magenta、Yellow、Key Plate)の形式で表現されます。(参考:色の表現について)表現できる色の範囲がちがうため、画面上の色と印刷した色が異なるという現象になります。デジカメで撮った画像などを印刷する場合は、色味を近づけるためにプリンタードライバーによる色補正を行うことができます。ただし、完全に一致させることはできないため、ご注意ください。
印刷用紙チェック!
印刷物の色合いや仕上がりイメージは印刷用紙によっても違うので、できるだけ本番に近い形で刷ってみて調整すると良いでしょう。
主な紙の種類
コート紙
コート紙はチラシなどの印刷物で主に使われています。艶々とした光沢感があり印刷の発色が良く、多用途に用いられています。
マットコート紙
マットコート紙はコート紙よりも光沢を抑えた紙で、落ち着いた印象を出したい場合におすすめです。
上質紙
上質紙はコピー紙に近い紙で、鉛筆やペンなどで書き込みがしやすいため会議資料やマニュアルなどによく利用されています。インキが染み込みやすい紙なので、カラー印刷をすると色彩が薄くなります。
制作に便利な「手作りキット」と「作成ソフト」
手作りキットをチェック!
「手作りキット」は、うちわやカレンダーなどをつくる際に必要な材料を、まとめてパッケージ化された商品です。材料を個別にそろえる手間がなくなりますので、セットになった「手作りキット」を購入すると便利です。
作成ソフト(サービス)をチェック!
「手作りキット」を使う際は、無料ラベル作成ソフト「らくちんプリント」を使用すると便利です。キットにあわせたテンプレートを使用して簡単にデザインをつくることができます。
「らくちんプリント」は、オフライン(インターネットに繋がっていない状態)でも使用可能なダウンロード版と、インターネット上で作成ができるダウンロード不要のウェブ版の2種類あります。園の規定でソフトのダウンロードが自由にできない場合などは、ウェブ版がおすすめです。