絵本を通して朝鮮の風習を伝える李氏
3月22日、静岡市にある子どもの本とおもちゃの専門店「百町森」にて、韓国の絵本を通じて朝鮮の文化や風習を共有する「平和のための読書会」が開催されました。この会は、「近年広がっている『嫌中憎韓』という世相をどうにか変えたい」と考えていた、店主である柿田さんの想いから実現したもの。同店のお客さんで在日コリアンの李さんとその息子さんを招き、20名を超える参加者が、「本」と「在日」について考える時間をともに過ごしました。
李さん親子はなぜ日本に来ることになったのか、またその生い立ちや「在日」への想いが語られました。「ルーツは朝鮮だが、生まれも育ちも日本。壁を感じずに何でも聞いてほしい。国レベルではなく、個人レベルで接してほしい」という言葉に、参加者は大きくうなずいていました。
今回の読書会は会員500円(一般600円)で参加できる「ワンコイン勉強会」の番外編。ワンコイン勉強会は、毎月1回程度、同店にて、遊びなどをテーマに保育者向けに開催されています。
子どもの本とおもちゃ 百町森