前回お伝えした評価制度ですが、ケースによって導入したものの機能しないことがあります。一番多い失敗例が、「とりあえず、他の法人の制度をそのまま導入してみる」というケースです。本来、経営理念や方針、ビジョンは法人によって異なりますから、同じ評価制度などあり得ないのです。私の顧問先の法人でも、こうしたケースがありましたが、全く職員に定着せず、逆に混乱を招いたことがありました。よって、評価制度を導入するに当たって大切なのは、
(1)目的を明確にする
(2)その園らしい評価制度を構築する
(3)その評価制度を徹底して職員に浸透・共感させる
というステップをしっかり踏むことであり、特に(1)の目的を明確にすることが大切なのです。