4コマ漫画わかば先生 Vol.187「避難所サイトを見つけないと!?」編

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避難所の混雑状況をリアルタイムで確認できる自治体サービスは、安全な避難先の判断に役立ちます。災害時に必要な情報は、事前にブックマークやQRコードで掲示しておくと安心です。

避難所の混雑状況をリアルタイムでチェック

大規模な災害時、「近くの避難所に着いたらすでに満員だった」というケースは少なくありません。こうした混乱を避けるため、自治体によっては「避難所混雑情報」をリアルタイムで公開しています。

たとえば東京都杉並区や千葉県柏市の公式サイト(参考リンク参照)では、収容可能人数や現在の混雑度(「空きあり」「混雑」「満員」など)がリアルタイムで確認できます。もし近くの避難所がいっぱいでも、安心して別の場所を選ぶことが可能です。場所や開設状況、バリアフリー対応といった詳細情報もあわせて確認できるので、先生や子どもたちに合った避難先を探す助けになります。いざという時に慌てないように、自分の地域でも提供されているかどうか、平常時から自治体の防災ページを確認しておくと安心です。

東京都杉並区「開設避難所マップ」
千葉県柏市「避難所開設状況システム」

災害情報へのアクセスは事前に準備を

実際の災害時に「URLが見つからない」「検索してもすぐに出てこない」といったトラブルは起こりがちです。また、災害時にはアクセスが集中してサイトがつながりにくくなったり、通信環境が不安定だったりすることも考えられます。避難所情報に限らず、ハザードマップや防災行政無線、防災メールなども含めた災害時に役立つ情報は、あらかじめブックマークやQRコードにして掲示しておくと安心です。また、モバイルバッテリーの準備など、停電時にスマホが使えるよう、非常時の充電手段も確保しておきましょう。

ブックマークする

スマートフォンで自治体サイトを開き、ブラウザの「共有」から「ホーム画面に追加」を選ぶと、アプリのようにワンタップで開けます。

QRコード化する

パソコンのブラウザ(Google Chromeなど)では、URLバー横の「共有」から「QRコードを作成」が選べます。印刷して掲示したり、配布したりしておくと、緊急時にもスムーズにアクセス可能です。

ITでつながる安心を習慣に

防災情報は「見たいときにすぐ見られる」ことが何より大切です。日ごろから混雑情報や防災関連サイトを整理し、園内や家庭で共有できる形にしておくと、いざというときも慌てずに行動できます。

執筆者
長谷川恭子

新聞立ち上げスタッフとして紙面デザインを監修。4コマ漫画「わかば先生」を中心に挿絵などを担当します。

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