被害多発「ランサムウェア」

 「ランサムウェア」とは、マルウェアの一種。これに感染したコンピューターは、遠隔操作でロックされたりファイルを暗号化されたりして、使用できなくなってしまいます。そして、使用できるよう元に戻すことと引き換えに、身代金を要求する画面が表示されます。

 「ランサムウェア」は、メールやWebサイトから感染します。不審なメールの添付ファイルを開かないようにすることが大切です。また、普段見ているWebサイトが突然改ざんされてしまっている可能性もあります。その場合、改ざんされたWebサイトは不正なWebサイトへと誘導し、閲覧者のパソコンを「ランサムウェア」に感染させてしまうのです。

 このような手口に遭遇した場合、身代金を支払ってもデータが元通りになる保証はなく、データの復旧は困難です。万が一被害に遭った場合を考えた日頃の対策が重要です。

脆弱性対策のために今すぐチェック!

  • 大切なデータを定期的にバックアップする
  • 更新プログラムを適用し、最新の状態に保つ
  • セキュリティソフトを最新の状態にする
  • インターネット上での情報入力を慎重に行う
  • 不審なメールを容易に開かない
  • Word、Excelなどのマクロの自動実行をオフにする
執筆者
八木侑子

2・4面担当のパステルIT新聞編集スタッフ。ライティングだけでなくデザインも担当しています。

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