
この記事のポイント
- 一時預かり保育料の集金をキャッシュレス化!保護者・施設双方の利便性が向上
- 多機能化への対応。施設内外の誰もが利用できるキャッシュレス決済サービス「誰でも決済」
- 手軽さ・身軽さが魅力!より気軽に活用できる子育て施設拠点へ
親子が育つ場として多様なニーズに対応
0歳から18歳未満の子どもとその家族と、幅広い層が利用する石川県七尾市の子育て支援センター「親子ふれあいランド」。一時預かり保育やこども食堂、親子行事や育児講座の開催、支援を必要とする子育て家庭へのサポーター派遣などを行っています。
「目指すのは親と子が育つ場所」と話すのは、センター長の達明美さんと主任の宮崎明美さん。もともと保育士として保育園勤務をしていたという達さんと宮崎さんは、「子どもたちが楽しく遊べ、お母さんたちも子育ての悩みを解消したり他の保護者ともつながりを築いたりしながら共に育つ。親も子も安心できる居場所を提供したい」といいます。
一時預かり保育は休館日の月曜日と年末年始を除き、土日祝も受け入れ。多い日は10名を受け入れる日もあり、市外から訪れる人もいるそうで、地域の子育て拠点としての信頼の高さがうかがえます。

その親子ふれあいランドで保護者と施設双方の利便性を図るために導入されたのが、おむつのサブスク「手ぶら登園」を提供するBABY JOB株式会社が新たにリリースしたキャッシュレス決済サービス「誰でも決済」です。幼稚園・保育園・こども園や子育て支援センター向けに開発された同サービスは、会員登録不要でクレジットカードやPayPayなどの各種QRコード決済ができることが大きな特徴。多機能化する子育て拠点やこども誰でも通園制度への対応を見据えた、施設内外の誰もが利用できるキャッシュレス決済サービスです。

おつり用意から解放 気軽な利用も後押し
「誰でも決済」導入前は、一時預かり保育料を現金のみで受け付けていた親子ふれあいランド。「どんな方にも気軽に利用してもらいたい」という思いから、預かりの利用時間は4つのパターンから選べるように設定していました。しかし、その分、料金が一律ではないため、おつりの準備に負担を感じていたといいます。
「千円札や小銭が不足しないよう毎日金庫を確認していた」と宮崎さん。スタッフ待望のキャッシュレス化でした。
決済手順も専用QRコードを読み取り、名前・金額・利用内容・決済方法を入力するのみ(利用内容は施設側で複数設定可)。決済が完了すると施設のPCにも通知が届き、管理画面から「いつ・誰が・何に・いくら支払ったか」を一覧で確認できます。


このスマホ一つで決済できる手軽さは利用する保護者からも喜びの声が挙がっています。導入後、親子ふれあいランドでは財布やカバンを持たずに手ぶらで送り迎えをする保護者の姿が見られるようになりました。
キャッシュレス化の魅力について達さんと宮崎さんは、「日々子育てに奮闘するお母さんたちに一時預かりを利用してもらい、お母さんたち自身もリフレッシュする。ママ友とのランチや美容院、仕事、眠れなかったから身体を休めたい。理由はなんでもいいんです。気軽に一時預かり保育を利用してもらい、また子育てに戻る。それを後押しできる手軽さ・身軽さが一番の魅力」と語ります。
親子ふれあいランドに加え、七尾市内の全保育施設でキャッシュレス決済導入を決めた七尾市子育て支援課の豊島和美さんは、「保護者と保育士双方の負担が減ることで、子どもたちと向き合う時間が少しでも増えたら」と期待を込めます。
ますます重視される地域の子育て拠点施設として、キャッシュレス導入が利用者の一歩を後押しするきっかけになりそうです。
子育て支援センター「親子ふれあいランド」

子育て環境の充実を図るため、石川県七尾市が2006年に設置。乳幼児の一時預かり保育や育児相談、育児講座などを開催。