巨大な遊具のような園舎、移り変わる四季や小さな生命と出会う園庭、遊びが無限に広がる玩具、身体を自然と動かしたくなる遊具など‥‥、園のなかには、子どもの育ちを願ってつくったしかけが隠されています。「子どもの遊びと学びの秘密」では、そのしかけに注目しました。今回、紹介するのは、滋賀県米原市の長岡学園の子どもたちが親しむ木製ブロック「ズレンガ」です。
スケール無限大の木製ブロック「ズレンガ」
レンガ大のブロックと木製ポッチ、次々つないでイヌやネコ、家や平均台のできあがり。手先の遊びから身体を使ったバランスゲームまで遊びの幅や想像力が広がります。ブロックを組む中で「いくつ使えばこうなる」と数の概念に気づいたり、遊びのルールをつくったりという変化も。生きた木の温かみは、本物に触れてほしいという園の理念とも合っています。
秘密のしかけ人 株式会社浅尾
表紙で子どもたちが遊んでいたのは、ウッドデザイン賞を受賞したスケール無限大の木製ブロック「ズレンガ」。穴とポッチを組み合わせるシンプルな遊びだからこそ、思い描いたものを形にするには考える力や協力が不可欠。一般的な積み木と違い、大きなブロックは等身大のごっこ遊びや運動遊びに広がります。ベンチやお立ち台など、アイデア次第で様々な木製家具に変身!販売は50ピース65,000円(税込71,500円)から。
担当者の声 浅尾年彦さん
森や木々と触れ合いながら育ってほしい。長年日本の森と共に歩んできた材木屋が、木のぬくもりや香り、木目の美しさを感じられる、無塗装・無添加の玩具を開発しました。素材は子どもが遊ぶのに適した軽くやわらかい杉。想像力・感受性を育む商品づくりをしています。
木製ブロック「ズレンガ」公式サイト