この記事のポイント
- 「外国人講師との交流機会をつくりたい!」オンライン英会話レッスンを導入
- 子どもたちの世界を広げる。0歳児から英語を取り入れる意義は「脳」への刺激にあり
- 保護者満足度も向上!保育者の意識も変わり、自ら楽しんで英語を学ぶ姿も
りすさんの保育室が英語を取り入れたのは、6年前。ネイティブの発音(録音音声)で英単語を学ぶ教材を導入し、以来は朝の会と帰りの会で英語にふれることが日課となっていました。
しかし、そうした環境づくりを進める中で変わらず持ち続けていたのが、「外国人講師との交流機会をつくりたい」という思いです。
「私たち保育者は英語が使えず、園として外国人を雇用する土台がない状態。でも世界には英語という言語があり、それを話す人がいる。その感覚は子どもたちの脳によい刺激になる」
眞島施設長はこの感覚こそが0歳児から英語を取り入れる意義だと続けます。
セブ島の語学講師とオンラインで交流
2020年、同園はより英語に親しむ環境をつくろうと、セブ島で語学学校を運営する㈱本気イングリッシュのオンライン英会話レッスンを導入しました。週1回25分のレッスンの中では、挨拶やアルファベット、色や形などの表現を講師と一緒に発音。歌やイラストを用いることで言葉の意味も自然と身についていきます。
その魅力は、レッスン前に必ず園の職員と講師、同社の日本人スタッフ(通訳)とで打ち合わせを行い、子どもたちの今の関心や理解度を確かめながらレッスンを進行できることです。日頃から月ごとに意識するテーマを設けて保育内容や給食に一貫性を持たせている同園は、英語のレッスンも月のテーマを意識した内容になるよう工夫。日常で見聞きするものを英語に言い換えていくことで子どもたちの関心を引き出しています。
保育者の意識・モチベーションに変化
さらに、保護者満足度の高い同レッスンは保育者の意識改革にもなっているようで、日常保育で使える英語を書き出す姿や同社の保育者向けのレッスンを受講する姿も見られるそう。眞島施設長は、「レッスンに取り組む中で保育者の英語脳がつくられてきた。みんなが楽しんでくれていることがうれしい」と喜びや期待を教えてくれました。
りすさんの保育室
「我が子に与えたい保育」を理念に英語教育や育脳教育を実践。本記事で紹介した英会話レッスンは園児・保育者向けに加え、卒園児向けのレッスンを新たに開始した。https://risu-nursery.com/