NFT(Non-Fungible Token)は、「代替不可能なトークン」。所有証明されたデジタル資産のこと。大手企業が続々と参入を始めており、子どもの絵が高額売買されたことでも話題となりました。
NFTとは
NFT(エヌエフティー)とは、「Non-Fungible Token」の頭文字をとった略語で、日本語では「代替不可能なトークン」と訳されます。「代替不可能」は替えが効かないということ。「トークン」はしるしという意味の英語で、暗号資産のこと。つまりは、「NFT」=「代替不可能なトークン」=「替えの効かない(自分のものだと証明された)デジタル資産」のことです。
これまで、デジタルデータというものは、コピーするとまったく同じものになっていました。例えば、JPEGやGIF形式の画像をただコピーして複製すればまったく同じデータになるため、量産ができてしまいます。それを、ブロックチェーンという技術を使うことによって、個人のオリジナルの持ち物として証明ができるようになりました。それがNFTです。
偽造や改ざんが難しい技術なため、NFT(デジタルデータ)に固有の価値が出るようになりました。現実でゴッホやピカソのオリジナルの絵が高額でやりとりされるのと同じように、デジタルデータでも同じことが起こっています。
子どものNFTアーティストが話題
まだまだ一部のインターネットリテラシーの高い人たちでやりとりされている状況ですが、NFTの市場規模が拡大する中、大手企業も続々と参入を始めており、今後広くブームが起こることが予想されます。最近では、子どもの絵が高額売買されたことでも話題となりました。小学生NFTアーティストが描いた絵をもとにアニメ化された事例もあります。今後、幼稚園や保育園の子どもたちが描いた絵も、NFTとして活躍する日がくるのかもしれません。