連載「グローバルコンピテンスを育む保育実践」:③優しさってどんな色?どんな形?

執筆者
ポピンズ国際乳幼児教育研究所

エデュケーション(教育)とケア(保育)を組み合わせた保育実践の「エデュケア」を0歳児からお子様に提供しているポピンズが2007年に設立した乳幼児教育専門の研究所です。

「優しさってどんな色?どんな形?」
2月のバレンタインの日に3グループに分かれて皆で話し合いました。



あるグループは、
「みんなで話し合って、赤とピンクでハートの形が優しさだと思った」、

他のグループは、
「やさしさって、王冠のかたちをしてるんじゃない? キラキラしてるもの」
「いろいろな形があるから、ひとりひとりかこう」、

最後のグループは、
「形はハートだねってみんなで話していて、色は沢山の好きな色がいいねって」。

同じテーマであっても、グループごとに話し合うことで異なる様々な表現方法がありました。集団のなかで自信をもって自分の意見をはっきりと伝えることで、自分とは違う相手の意見をしっかりと受け止めて聞く事。意見を尊重し、一人一人の思いに間違いは無いんだと言う事を知り、心の自信へと繋がる様子が浮かびあがりました。子どもたちはお互いの信頼関係の上に、絵を通して一つの表現方法を導き出し、それを絵で表現する姿が浮かび上がりました。

今回の事例は、グローバル・コンピテンスを構成する4つの資質の一つ、「アイディアを伝えあう資質」がみられるものでした。つまり、子どもたちが自信をもって自分の意見を伝え、友達の様々な考えに共感し合ったり、議論をすることで言葉による伝えあいをする資質です。

また、「言葉による伝えあい」の重要性、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿の一つ(平成30年4月改訂の保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、幼稚園教育要領)としても挙げられています。

本プロジェクトは、東京大学発達保育実践政策学センター長秋田喜代美教授にご指導を頂き、ハーバードプロジェクトゼロとポピンズ国際乳幼児研究所、ポピンズ施設長メンバーが幼児期のグローバル・コンピテンスはどのように育むことができるのかを2016年から共同研究しています。

シンポジウム参加者募集中

2018年6月10日(日)には、東京大学福武ラーニングシアターにて、第9回ポピンズ国際乳幼児教育シンポジウムが開催されます。プログラムは、ベロニカ・マンシーヤ氏(ハーバード大学プロジェクトゼロ主任研究員、本プロジェクト共同研究者)による幼児期のグローバルコンピテンスに関する基調講演、秋田喜代美教授ら(東京大学発達保育実践政策学センター長)登壇のパネルディスカッションです。

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