教えて!森脇さん② 後編「不安や悩みの理由を知っていますか? 園と共に成長できる職場」」

森脇 潤一(Moriwaki Junichi)氏

 岡山県生まれ。博報堂DYグループを経て、(株)リクルートマーケティングパートナーズ入社。保育園と保護者をつなぐコミュニケーションサービス「kidsly(キッズリー)」を企画・開発。まなび事業本部 事業開発部 保育支援推進リーダー

子どもたちは見ている 先生の「今日の顔色」

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面談風景(PICOナーサリー久我山)

 ある園長が教えてくれました。その日の保育者の表情や声のトーンでクラスの雰囲気が変わり、子どもたちはそれをよく見ていて、先生の機嫌が悪そうだったら近づかないのだそうです。ドキッとした先生はいらっしゃいますか?

 当然のことながら、多岐にわたる仕事を一手に担う先生にもプライベートがあります。家庭の事情や友人との付き合い、体調によっても心の状態が違うでしょう。仕事とプライベートの両方で抱える感情をコントロールしながら、子どもたちに笑顔で接する先生たち。もしも、笑顔の裏側に不安や迷いが膨らんでいるとわかったら、園長ならそれを解決してあげたいと思いますよね。

 

いつも笑顔の先生こそ

  PICOナーサリー久我山では、保育者のコンディション診断サービス「保育者ケア」を導入し、先生たちの心の状態を示すデータを活かして面談をするようになりました。野上統括は、「フリートークだけでは心の奥底までわからなかった。診断結果ではいつも楽しく笑顔でやっていると言っていた保育士に、意外と『要注意』のサインが多く驚いた」と話します。がんばりやの先生ほど、自分で何とかしようと抱え込んでしまうのかもしれません。

 保育者としても「自己分析ができた」「自分の違う側面に気づくことができた」「視野が広がった」「ネガティブな状態からポジティブ思考ができるようになった」「自身の成長が実感できるようになった」などの感想が寄せられています。

 保育者ケアを導入した某園の園長は、採用イベントでこのシステムのパンフレットを配り、保育者の気持ちに寄り添う取り組みを説明して好評だったそうです。保育士不足と言いながら潜在保育士は76万人とも聞きます。保育者一人ひとりを大切に、園と共に成長できる環境づくりを進め、担い手の不安を払拭していきたいですね。

キッズリー

 キッズリーは、4月より保育園・幼稚園で働く保育者が日々やりがいを感じながら仕事を続けていくためのコンディション診断サービス「キッズリー保育者ケア」をスタート。保育者ひとりひとりが笑顔で働ける環境づくりをサポートしていきます。

執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

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