文部科学省は平成29年度の予算案に幼稚園での業務支援システムの導入に対して1カ園あたり72万円を補助する施策を盛り込みました。同予算案は2月27日の衆院本会議で可決されたことから、厚生労働省が平成28年度に実施した保育所向けのICT補助に続き、幼稚園でもICT化促進の機会として注目が集まっています。
2月8日に内閣府が実施した「第30回子ども・子育て会議」の資料によると、園児の登園管理や指導要録の作成、保護者向けのメール配信などを支援するシステムを導入する際に補助が受けられるとのこと。幼稚園教諭の業務負担軽減を図り、優秀な人材を確保することが目的とされており、補助率は国が4分の3、事業者が4分の1。件数は全国五百カ園とのことで、各都道府県の幼稚園担当窓口などから早めに詳細情報を入手したいところです。