前回、園での教育方針や活動計画を、保護者に本当に理解してもらうまで伝える「プレゼンテーションスキル」が、保護者や地域との連携力の要になるとお伝えしました。ただ、残念ながら情報を提示するだけで終わってしまっているプレゼンテーションが多いように見受けられます。
そういったプレゼンテーションの最大の特徴は、ただ単に伝えたいことを言うだけの一方的なものだということです。話すことに一生懸命過ぎてしまったり、余裕がなかったり、理由は様々だと思います。しかし、残念ながらほとんどの人は人の話を一生懸命に聞いてはくれません。そんな聴衆に対して、どうしても伝えたい大切なことがきちんと伝わるように、次の3点を心がけてみてはいかがでしょうか。
- 1.話題のプライオリティ(優先順位)を決める(最大3つまで)。
- 2.疑問や投げかけを使って、相手を巻き込む。
- 3.意識を自分ではなく相手に向け、集中して話す。
以上のことをやってみてください。「話す」のではなく、「届ける」という意識で臨むことがポイントです。