前回同様に、新卒3年以内の職員との関わり方についてお話します。私がこの世代の人と関わるに当たって1番大切にしているのは、「聞く姿勢」と「長所伸展」です。
自己主張できない人が多いので、自らの意思はあるものの、それを表現できないのです。だからこそ、まずはその人を知る努力をしなければなりません。具体的には「質問して話を聞く」ということです。そうでないと本人たちの心を知ることはできません。
また、怒られることに慣れてない、様々なタイプの人たちと関わってきた経験が少ないのが特徴です。叱ったり注意したりするのはもちろん教育上大切なことですが、それだけでは駄目です。しっかりとその子の長所を発見し、それを褒めてあげることが大切です。人間の心理として、褒められるのが嫌な人はいません。むしろ、この世代は褒められたい、認められたい想いが強いのが特徴です。
「そこまでしなきゃいけないの?」と思うかもしれませんが、そうではなく「それくらいをするのがこれからの人材育成の基本になる」のです。待ったなしなのです。