未就職卒業者が講習やサポート 保育現場のIT活用推進

 静岡県緊急雇用創出事業の「教育・保育現場のIT活用推進による保育の質向上事業」に従事してきた3名が、3月末で任期満了を迎えます。

 彼らは卒業後も就業先を求めていた「未就職卒業者」でした。そこで、事業の一環としてビジネスマナーやITスキルの研修を受講後、約20のセミナーのアシスタントを経て、今年の2月までにワード、エクセル、パワーポイント、動画制作など全10講座の講師を務めるに至りました。受講者は延べ50名。「大役を任されて不安だったが、先生たちが熱心に耳を傾け、大きく反応してくれることが嬉しかった」とスタッフの一人、豊島さんは振り返ります。出張してパソコンの操作指導や作業補助をする仕事では約40名の先生をサポートしました。

 さらに、ワードで文字を揃える方法や単語登録方法などを「フェイスブックページ」で紹介したり、iPadで「キラキラ星」を演奏した動画を「ユーチューブ」に公開したりして、教育・保育現場のIT活用推進に貢献しました。4月からは、それぞれの道を歩みます。

動画

執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

注目の話題