千葉県船橋市の健伸幼稚園に溢れているのは、泥んこになって遊ぶ子どもたちの笑顔と笑い声。自然とのふれあいや遊びを通じて夢や意欲を育む教育方針の同園。「チーム保育」の指定校でもあり、開かれた幼稚園として全国的に注目されています。
ビオトープやグリーンカーテンに続き、二年前には「Kenshinの森」も完成し、「命の大切さ」を感じる環境づくりが進んでいましたが、今春新たに水耕栽培システム『心耕菜園』を導入されました。一見普通のビニールハウスですが、スイッチ一つで「根っこ」の温度を通年一定に保つことができます。無農薬で安心して食べられる野菜や果物を、先生達の負担なく、安定的に栽培できるという画期的なシステムです。
柴田理事長は、園児たちに「生き物が育つことのプロセスを通じ、実際に育てることで『生命サイクル』を教えたい」とのこと。また、青山教頭は「根っこが見える水耕栽培を使って植物のことも教えられるし、野菜嫌いの克服にもいいと思う」と語ります。
命の大切さを『生命サイクル』という形で体験的に園児に伝える、健伸幼稚園の新しい試みが始まりました。今後も同園から目が離せません!