パステルセミナー豊洲で開催 筑波大学の安梅氏迎え

安梅氏による基調講演の風景

 10月2日、幼稚園・保育園専門のITサポートセンター「パステルライン事務局」は、東京豊洲のNBF豊洲ガーデンフロントで保育者限定のITセミナーを開催しました。同セミナーの開催は、8月の静岡に続き、今年2回目。首都圏での開催を望む声に応えました。

 セミナーでは、筑波大学大学院人間総合科学研究科教授の安梅勅江氏による「変わらぬ思いで変わりゆく時代に対応~保育の真のプロをめざして」と題した講演が行われ、参加者は「根拠に基づく保育」を実践し、真のプロになるための考え方を学びました。

 安梅氏は、「保育者は、哲学(当事者の最善利益)、科学(新しい価値)、技術(エンパワメント= みんなで元気なる力)を識することが重要。」と唱えながらも、孔子の「知るは好きに如かず。好きは楽しむに如かず。」という言葉を引用し、「まずは保育活動を楽しみましょう。」とにこやかに締めくくり、保育者にエールを送りました。 続いて、園児の個人情報管理から様々な印刷物の作成もできる園児管理ソフトの紹介、園の情報化とホームページ運営の基礎知識、無料ソフトを用いて10分で作るムービー作成法など、IT関連のミニ講座が開かれました。参加者が聴講するだけでなく、専門スタッフに具体的なIT導入の相談をする様子は、関心の高まりを感じさせます。

エコバックづくりを楽しむ参加者

 このほか、人と地球にやさしい絵の具「ハガレックス」を使ったエコバッグ作りも楽しみました。

執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

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