遅ればせながら、震災から7カ月が経った南三陸町のボランティア活動に参加し、現地で活躍している様々なリーダーの方々に触れてきました。
「あの時私が左に逃げなさいと言っていたら、あの従業員は亡くなっていた。私の一瞬の判断が人の命を左右することの恐ろしさを感じた。」震災から3カ月、水の出ない中で600名の避難場所として生活の場を提供し続けた大型ホテルの女将から聞いて、ズシンと来た言葉です。そこには、リーダーとしての覚悟と責任が詰まっていました。
南三陸町は、数あるボランティアセンターの中でも大変機能的で混乱の少ない所として有名です。実際現地に行ってみて、仕事の割り振りや担当、リーダーなども明確で、非常にスムーズに仕事をすることができました。それは、情報公開の方法、チーム分けなどの“情報マネジメント”が素晴らしいからなのです。多くの命を預かる幼稚園や保育園という現場にも起こりうる「非常時」。被災地のリーダー達から危機管理のポイントを学び、活かすことも“絆”の1つと言えるのではないでしょうか。