
この記事のポイント
- ChatGPTの便利な活用法と事例がわかる
- 回答精度を上げるプロンプト作成のコツがわかる
- 安心して使うための設定と注意点がわかる
利用者4億人(2025年2月時点)と活用が急速に広がっている生成AI「ChatGPT」。AIに話しかける感覚で質問すると、アイデアやヒントがその場で返ってきて便利ですが、いつも自分の求める内容とは限りません。だからこそ「これでいいかな?」と見極める姿勢が大切です。うまく使えば、業務の時短や発想の幅を広げる頼れるパートナーになってくれます。情報漏洩を防ぐために、設定で学習機能をオフにすることも忘れずに。
学習機能をオフに設定する
https://chatgpt.com/よりアカウントを作成・ログインします。入力情報を学習させないよう、右上のアイコンから[設定]をしましょう。

[データコントロール]の「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにします。また、[一般]の言語設定を日本語にしておくと安心です。

例えば、こんな使い方
(例)保護者への声かけを考える
【入力内容】
「登園時の泣きが続く子の保護者に、やさしく安心できる言葉で声をかけたいのですが、文例を考えてください。」

【出力結果】
「気持ちに寄り添うタイプ」「成長を伝えるタイプ」など、伝え方のスタイルに合わせて、具体的な声かけの文例を出してくれます。

(例)制作のアイデアを出す
【入力内容】
「こども園に勤める保育士です。3歳児向けに敬老の日に向けた制作物をつくりたいです。簡単で楽しいアイデアを5つ教えてください。」

【出力結果】
お花のブーケを模した手形・足形アート、紙皿フレームの写真立てなど、3歳児でも楽しめる制作物のアイデアを5つ出してくれます。

AIの回答精度アップ!「プロンプト」のコツ
ChatGPTを使う際には、「誰に・何のために・どうしたいか」を明確にするなど「プロンプト(AIへの指示文)」を工夫すると、より役立つ回答を得やすくなります。また、背景・目的・雰囲気(「やさしい言葉で」など)を指定すると、さらに求める回答が返ってきます。

パステルIT新聞ではAI入門講座を開催
話題の「生成AI」を、保育の現場でどう活かせるのかをわかりやすくご紹介。
「そもそもAIって何?」という方にこそ聞いてほしい講座内容となっています。
<こんな方におすすめ>
✓AIツールをこれから使ってみたい方
✓AIを使った保育業務の効率化に興味がある方
✓そもそも生成AIが何か分からない方
✓園内に生成AIのガイドラインを作りたい方
<講師>
株式会社サンロフト 望月翔太
園内情報共有システム「nanoty」を開発・提供。
園のICT化をテーマとしたセミナー講演や巡回支援にも取り組んでいる。
<研修費>
30,000円(税別)/1講座
※約2時間を目安
※現地訪問またはオンラインにて対応。現地訪問の場合、交通費別途。


















