- 情報発信のターゲットは、在園児保護者から未就園児保護者・求職者に拡大
- ホームページにSNSのタイムラインを自動表示するしくみで効果的に情報発信
- コンテンツに動きが生まれ、滞在時間や回遊率の増加が期待できる
これまで園のホームページは在園児保護者向けの運用が主流で、投稿の多くはパスワードで保護されていました。しかし、ホームページが未就園児保護者や求職者に向けた情報発信の場として広く活用される中、パスワード付きのおしらせは返ってターゲットを在園児保護者に限定してしまう懸念も。加えてそれぞれの対象に向けた投稿を続けるには労力の要るものでした。
そうした中、近年増えているのは、ホームページにInstagramなどのSNSのタイムラインを埋め込む運用(SNSの投稿内容をホームページに自動表示するしくみ)です。手軽に投稿できるSNSの特性を活かすことでホームページに動きを出せるほか、コンテンツが増えることでホームページの滞在時間や回遊率も増え、園のファンとなるリピーターの獲得につながります。
本来は上図のように得意分野が異なるホームページとSNS。しかし、組み合わせることで運用上の課題解消や相乗効果を期待できます。園の認知度を高め、より多くの人との関係構築につなげましょう。
専門家の声 山本 大気(Webディレクター/Webデザイナー)
ホームページとSNSの一番の違いは情報の届き方にあります。ホームページは、元々興味のある人が見たい時に訪れる「プル型」ですが、SNSは生活に溶け込み、フォローをしていればいつでも情報を受け取れる「プッシュ型」のメディアです。重要なのは、双方を使い分け、継続的に園の世界観を発信していくこと。ターゲットの年代や関心度にあわせて、参照できる場と情報を用意し、幅広い集客や保育理解の推進に活用していきましょう。