ニュージーランド保育オンラインスタディツアー 
子どもの育ちを共有するラーニングストーリー

写真や動画付きで子どもの学びを記録。保育者の見解を交えて記述することが特徴。写真は例(英語版)
 アセスメント手法や幼保小連携、保護者との関係構築の手法として普及している「ラーニングストーリー」。発祥地・ニュージーランドで保育者として勤務し、ラーニングストーリーを運用する吉村慎祐先生が登壇したセミナーに参加しました。

 2022年12月3日、子どもの学びを保護者と共有するデジタルポートフォリオ「ストーリーパーク」を提供する㈱グローバルパートナーズが、ラーニングストーリーの運用をテーマにニュージーランド保育オンラインスタディツアーを開催しました。

 ラーニングストーリーとは、写真や動画付きで記録する子どもの学びの物語。子どもの発言や反応といった一部分に注目し、「その瞬間、何が起きたのか」「どのようなラーニングアクトカム(保育のねらい)につながるのか」「これから何をすべきか」を保育者が詳細に記述します。一般的な保育記録とは異なり、保育者の専門的な見解が書かれることが特徴。園全体だけなく、家庭や小学校と共有する園も多くあるそうです。

 保育現場におけるラーニングストーリーの位置づけについて、発祥地・ニュージーランドで保育者として働く吉村慎祐先生は、「情報収集や保育計画の進捗を確認するためのアセスメント手法の一つ。子どもの興味関心や学びを捉え、何を優先したらラーニングアウトカムや園目標につながるのか。そのために必要な環境やサポートを考えられるようになる」といいます。

 吉村先生の園では、ラーニングストーリーを全保護者・全職員と共有。保育計画に落とし込む際には、子どもの興味関心や長所、優先したい学びに加え、家庭からの期待を記入しているそう。

 「ラーニングストーリーには子ども理解や保護者の安心感、幼保小連携といった付加価値がある。子どもの学びを共有し、一人ひとりのための保育計画を実践することで、子どもの協同性や自立心、創造性を育める」という吉村先生の言葉に、参加者も気づきを得たようでした。

講師 ニュージーランド保育者 吉村 慎祐先生

 幼児教育・小学校教育・日英バイリンガル教育を経験後、ニュージーランド教育を学ぶため渡航。現在はオークランド市内の保育園で働いている。

本セミナー録画視聴申込みや「ストーリーパーク」詳細は公式サイトから
執筆者
服部由実

編集長。企画・取材を担当。IT企業の広報部門に所属し、社外広報や採用活動に取り組んでいます。

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