誰もがクリエイターになれる時代へ 言葉を入れるだけ!?画像生成AI続々登場

 様々な分野で活用が進むAI。最近では、指定されたキーワードをもとに画像を生成するAIが登場し、SNSで話題となっています。編集部でもイラストをつくってみました。

 テキストからイラストを生成する「画像生成AI」の技術は、ディープラーニング(深層学習)の最前線と言われており、その画力の高さはアメリカで開催された美術品評会でも高評価されるほど進化を遂げています。

 登録不要・回数制限なしで利用できるWebサイト「Dream」や、LINEの友だち登録で使える日本語対応の「お絵描きばりぐっどくん」など、使い勝手や精度はさまざまですが、今回は「Midjourney」というAIを使ってイラストをつくってみました。

画像生成AIでイラストをつくってみよう

 これは、チャットツール「Discord」上で使えるサービス。まずはDiscordに登録し、Midjourneyのチャットルームに参加しましょう。次に、メッセージ送信欄に描いてほしい絵のイメージやキーワードを英語で入力(英単語を並べるだけでも可)。しばらくすると、4つの画像が生成されます。

 Midjourneyのよさは、生成した画像に対し「もっと細かく」「似たデザインで」という指示ができること。一度で思い通りの絵ができなくても、4つの中から好きな絵を選び、似たデザインを繰り返しつくることで、自分のイメージに近づるけることができます。また、「in ukiyo-e style(浮世絵風)」「watercolor painting(水彩画)」のように、AIが理解しやすいキーワードを知っておくこともポイントです。

 2022年10月20日現在、25件まで無料で画像生成可能。非商用であれば無料プランでも自由に公開できますが、商用利用する場合は有料プランに加入する必要があります。
 生成AI技術は画像に限らず、文章や音楽などの分野でも発展中。最近は、自身の創作物と組み合わせて新たな作品をつくる動きも活発になっています。

Midjourneyサイトはこちら。登録は「Join the beta」から
執筆者
芦川桃香

取材・執筆を担当。地方IT企業の広報目線で、地元企業の採用活動やオンライン配信などを支援。

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