AIツール「PLAUD AI」の活用効果
議事録の精度と時短 対話の質もアップ

声の大きさに関係なく、複数人の会話も正確に記録される。使用頻度を重ねれば、誰が話したかを識別した上で記録されるようになる
 ふじさんBu-Bu保育園(静岡県富士市)では、議事録作成の効率化を目指して「PLAUD AI」を試験的に導入。会話の録音から要約までを自動で行う便利なAIツールに、職員が期待を寄せています。
    この記事のポイント

  • 議事録作成の時間を短縮する方法がわかる
  • 議事録作成を助けてくれるツールのことがわかる
  • 「PLAUD AI(プラウドエーアイ)」を導入してみた結果がわかる


AIで議事録作成の時間3分の1以下に

 ふじさんBu-Bu保育園では、会議の議事録作成に「PLAUD AI(プラウドエーアイ)」というAIツールを初めて活用しました。PLAUD AIは、会話を録音し、自動で文字起こしや要約を行ってくれるボイスレコーダーです。本体の録音ボタンを押すだけで、誰でも簡単に使えるのが特徴です。

 これまで同園では、勤務時間が異なるパート職員への情報共有が大きな課題でした。会議の内容を共有する手段として議事録が重要ですが、その作成には多くの時間がかかっていました。「1時間の会議でも、録音を何度も聞き直して作成するため、議事録作成に3時間以上かかることもある」と話すのは、主任の花田和泉先生。その業務は持ち帰りの仕事になることもあり、負担になっていました。

 そこでPLAUD AIを試験的に導入し、会議での議事録作成を自動化。録音した音声はAIが正確に文字起こしし、要点をわかりやすく要約してくれます。松村瑞世園長は、「話した内容の正確性が大切なので、精度の高さは大きな魅力」と話します。議事録作成にかかる時間は、これまでの3分の1以下になりました。

右から松村園長と花田主任
本体はおよそ幅86mm、高さ54mm、厚さ3mmと薄型

相手との会話に集中できる体制

 「『聞き逃してはいけない!』という緊張感から解放され、会話に集中できるようになった」と話す花田先生。松村園長と花田先生は、今後は保護者との面談「Bu-Buカフェ」の場でも活用することを検討中です。

 これまでは、職員が面談中にメモを取りながら話を聞く必要があり、保護者とのやり取りに集中しづらいという課題がありました。「メモを取るとコミュニケーションが止まりがちだけれど、PLAUD AIがあれば、保護者の心境に寄り添い、気持ちをじっくり受け止めることに専念できる」と、松村園長も高い関心を寄せます。

 記録作成にかかる時間や労力を減らしながら正確な情報を残せることは、園全体の生産性向上にもつながります。今後も、職員同士や保護者との対話をより良く支えるツールとして活躍が期待されます。

録音後すぐにPCで要約を確認
PLAUD AIの詳細はこちら
株式会社キャリアドライブ
ふじさんBu-Bu保育園(静岡県富士市)

豊かな自然が溢れる富士山の麓に位置し、のびのびとした環境で、子どもたちの自ら「やってみたい」という気持ちを育んでいる。
執筆者
八木侑子

2・4面担当のパステルIT新聞編集スタッフ。ライティングだけでなくデザインも担当しています。

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