Googleは9月、パソコンにダウンロードして利用するアプリ「Google ドライブ」を、2018年3月に終了することを発表しました。ただし、ブラウザやスマホから利用する分には、これまでと変わらず「Google ドライブ」が利用可能。パソコン版アプリに代わるサービスとして、「Google ドライブ」と「Google フォト」両方の機能が組み合わさった「Backup and Sync(バックアップと同期)」への移行を推奨しています。
今は写真をオンラインストレージサービスで管理する時代。さらに、「Backup and Sync」のように、文書ファイルなどや写真をあえて分けずに保管するサービスが一般的になっています。大手サービスの「Dropbox」や「OneDrive」、「Amazon Drive」などもこれに当てはまります。
管理場所だけでなく、管理方法もこれまでと変わり、「フォルダ分け」という概念がなくなります。フォルダ管理よりも写真1つひとつにタグを付けて、キーワード検索することで、お目当ての写真を探し出す感覚に。「Google フォト」と「OneDrive」に至っては、自動的に写真にタグ付けをしてくれるため、わざわざタグを付ける手間さえも自動化されます。
しかし、無料のサービスは有料のものに比べてセキュリティのリスクがあることをあらかじめ理解しておくことが大事。また、タグ付けもリスクとなることがあります(4面セキュリティトピックス参照)。便利な点とリスクとなる点の2面性を理解した上で、ITツールを活用していきたいものです。