オフィス系ソフトは写真を光の三原色(RGB)で処理します。印刷物のインクはRGBよりも色数の少ないCMYKが使われるため、色がくすみがちです。こまめに印刷確認する、プリンターの色補正をするなどの対策を。
パソコン画面と印刷のカラーモードの違いについて
パソコンの画面で見える色とプリンタで印刷したときの色とでは、発色が異なるため色合いの差異が生じます。一般的にデジカメやパソコンの画面で表示される色合いはライトの発行を利用して色を表現する光の三原色であるRGB(Red、Green、Blue)形式であるのに対し、印刷物ではインクによる光の吸収を利用して色を表現するCMYK(Cyan、Magenta、Yellow、Key Plate)の形式で表現されます。
印刷専用ソフトなどを使用するとRGBのカラーモードをCMYKに変換して表現することができますが、オフィス系など印刷に特化していないソフトを利用する場合は、RGBで処理されることがほとんどです。印刷で使うCMYKはパソコン画面のRGBよりも表現できる色数が少ないため、画面上の色と異なりくすみがちの色あいで印刷されてしまうことがあります。
印刷した時の色あいを近づけるためには、実際に印刷するプリンターで印刷して色を確認しながら調整するか、色味を近づけるためにプリンタードライバーによる色補正を行いましょう。ただし、完全に一致させることはできないため、ご注意ください。