2010年4月から丸3年書いてきたこのコラムは、今回で終了となります。最後に「自分の影響力」についてお伝えします。
変化の大きいこの時代を生き抜くためには、より一層助け合いが必要です。この相互扶助の力は、各人の意思や意図の方向性によって大きく変わります。例えばチームで何かに取り組む際に、「失敗しないように気をつけよう」というような発想が頭に浮かんだとします。意思、意図のベクトルが自分に向いていると、「失敗して責められると怖い」という本心になります。
そこで考えてほしいのは、自分が相手に与える「影響力」です。控えめな自分を見て、相手も一歩踏み出すのをやめるかもしれません。逆に、頑張っている自分が相手を勇気づけるかもしれません。どういう行動が、関わる相手を力づけられるのか。各人がこれを念頭におくことで、相互扶助力は格段に大きくなります。ご自分の可能性を信じてチャレンジしてみてください。
世の中の財産である子どもたちの成長を支える皆さんを、私は心から尊敬しています。今までお読み頂き、ありがとうございました。