ある日のこと。なかよしの女の子が2人でカプラを積んでいました。胸くらいの高さになった頃、「ボクもいれて!」「わたしも!」と仲間が集まり始め、5人になりました。
より高く積むために必要な椅子や脚立を用意する時も協力しあいます。脚立は1人しか乗れないので、誰が乗るか相談しました。積む子、渡す子、集める子。いつのまにか役割が決まっていきます。 園のホールの天井まであと少し。「がんばれ、がんばれ」。みんなも見守っていたその時、カプラは突然崩れてしまいました。
ところが、誰も責めたりしません。それどころか拍手が起こりました。そこには強い連帯感が生まれていたのです。1人でも楽しい。でも、みんなと一緒ならもっと楽しい。「カプラ」での遊びを通じて、子どもたちの社会性も育まれていきます。