子どもの未来見据え、今を大切に 保護者に歩み寄る姿勢も

北野保育園で編集されている園だより
京成高砂駅の中間に位置する都市型保育園、社会人福祉法人みよし会北野保育園(東京都葛飾区)。「たてわり保育」で子ども同士が主体的に影響しあい、「自ら育つ力」を発揮できる環境づくりに取り組んでいます。久住宏二園長を訪ねました。

 北野保育園では、8年前から園専用の統合ソフト「ジャストクレヨン」(現在は販売終了)を利用して、園だよりのほか給食や保健などの保護者向け案内文書や掲示物の作成に取り組んできました。

 しかし、大切な行事予定でも一部の保護者に伝わらないこともしばしば。「保護者にきちんと伝達するにはどうしたらよいか」。久住園長は、園だよりの形式を見直してみることにしました。行事予定はカレンダー形式にスッキリとまとめ、2色刷りにしました。「伝えたいことはたくさんあるが、ぎっしりと詰め込まず、ポイントを定めて案内するようにした」と語る久住園長。
 
 また、園内の掲示物は貼りすぎても情報が見えにくくなります。そして、剥がした跡が残るのも気になります。そこで、掲示物を貼る場所を定め、そこにはマグネットボードを設置しました。年間で決まっている行事は一覧表にして配布していますが、このマグネットボードにも掲示しました。保護者が来園するたびに繰り返し目に留まるようにしたのです。
 

生活リズムづくり第一に

子どもの未来見据え、今を大切に 保護者に歩み寄る姿勢も(サブ1)

 下町の静かな住宅街。8年前、そこの角地に3階建ての園舎を建て替えました。理事長の人脈でお世話になった建築家やデザイナーのセンスが光っています。密接する隣家に配慮しながらも、子どもたちがオープンな雰囲気でゆったりと過ごし、地域にも馴染める空間になりました。随所のステンドグラスがおしゃれで、大きな窓に面した保育室は明るく開放的です。2階にはプロジェクターとスクリーンが常設されたホール、一時保育質には親子で絵本に親しめるコーナーもあり、地域の子育て支援拠点としても機能しています。「地域の皆さんにも日頃から保育園を見守ってもらえるようにしたかった」と久住園長は語ります。

 通勤時間が長い保護者も多く、保育は朝7時から夜8時まで。「保護者の事情も汲み取るが、あくまで主体は子ども。小学生になる前に身につけるべき生活リズムがある。今大事なことをきちんと保護者に伝えたい」。

 子どもたちは今日も手をつなぎ、笑顔でお散歩へ。縦割りクラスでは自然に育ちあいの環境ができているようです。かわいい子どもたちのために。大人たちもこれに習い、手に手を取り合う時のようです。

子どもの未来見据え、今を大切に 保護者に歩み寄る姿勢も(サブ2)
↑近隣の駅付近から見るスカイツリー

執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

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