「体験」と「ふれあい」による学び 園長みずからも積極的に実践

舞踊の師範でもある鈴木園長。お遊戯会では、子どもたちが踊りを披露する
一昨年、30周年を迎えた社会福祉法人昭和会 旭保育園(東京都板橋区)。両親が創設した園を引き継いだ鈴木節子園長が大切にしているのは、家庭的な雰囲気の中での「体験」や「ふれあい」で、その姿勢は園長のパソコン活用にも表れています。

 「パソコンは苦手だとか忙しいだとか言ってもいられない。やる気になるしかない」。園長会総務部として、『園長会だより』の制作担当になった鈴木園長は、「ワード」で原稿を作成し、メールで関係者に送信する一連の操作を習得しなければなりませんでした。まずはできるだけパソコンに触れて操作を試み、わからないところは誰かに聞いて学ぶことにしました。職員もパソコンを使いますが、保育中はなかなか教えてもらう時間がありません。そこで、月額3,000円でパソコン全般の相談に応じてくれるサポートセンター「パステルライン」を契約しました。

 「テキストボックスに文字を入れたい」「段組を設定したい」「デジカメから写真を取り込みたい」など、困ったらその場で電話します。原因究明や操作ガイドをしてくれるので、受話器を片手にマウスを動かし問題は解決へと向かいます。覚えた手順や注意事項は専用ノートに書き留めているのだとか。「メモを見直してもわからなければ、繰り返し同じ質問をすることになってしまうが、迷わず電話することにしている。そのほうが話も早く、仕事も捗る」と鈴木園長。「道具」に触れ、「人」に触れ、それぞれと上手く関わりを持ちながら、少しずつパソコンを自分のものにしているのです。

全ては子どもたちの為に

  卒園する子どもたちには、パソコンで作ったお名前シールをプレゼントするのが恒例です。入学準備に忙しい保護者に好評ですが、期待と不安を抱き、新しい環境で生活をする子どもたちにとっては、このシールが「お守り」のように心強く感じられるでしょう。

 また、鈴木園長の趣味はパンづくり。「実は、休日を利用して、パンの店を開業できる本格的なコースに通っている。5時間半の立ち仕事は重労働。でも、いつかは子どもたちのおやつメニューに加えたり、一緒にパンづくりをしたりすることができたら嬉しい」。

 「パソコン活用」と「パンづくり」。どちらもプロの知識と技術が取り組みをバックアップしていますが、鈴木園長自身を突き動かしているのは、「すべては子どもたちのために」という想いです。ふっくらとおいしくパンが膨らむように、鈴木園長の構想も膨らみます。

「体験」と「ふれあい」による学び 園長みずからも積極的に実践(サブ)
↑鈴木園長がエクセルで作成したパンのレシピ

執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

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