園バス走る! 地域に向けた 先代の思い

バスと制服は開園当初から変わらない 信学会のシンボル
創立67年の歴史がある信学会は、長野県内で幼稚園16園、保育園6園、認定こども園1園の計23園を開園。『幼稚園に行きたい』という家庭の想いに応えようと、多くの園が開園当時から園バスを導入しています。

 赤と黄、青のラインがひときわ目立つ園バス。これは、創立当時から変わらない信学会デザインです。実は、長野県で初めて園バスを取り入れたのは信学会で、現在は系列園23園で47台のバスを導入しています。

 「長野県は幼稚園の数が少なく、保護者が『この園に通わせたい』と思っても距離の関係で叶わないこともあった。そうした背景から、先代の理事長が園バス導入を決めました」

 そう語るのは学校法人信学会上田南幼稚園の斉藤敦園長です。同園では、園児の約半数が園バスを利用。さらに、2020年にはそれまでのマイクロバスではなく幼児通園車「NV350」(日産自動車株式会社)を導入しました。シートの高さや間隔が園児に合わせて設計されているため、安全性を確保できることや、狭い道も難なく通ることのできるサイズ感も決め手のひとつです。

 日産自動車株式会社 特装販売サポートグループの伊賀上大輔さんは、「安全面から開口部の少ない窓を持つ園バスも、オプションで換気扇を備え付けることで空気の流れをよくすることができる。現場の先生との交流を重ねながら、少しでも乗りやすい、不安が払しょくされるような園バスを提供したい」と語ります。

上田南幼稚園(長野県上田市)

幼児教育のポリシーは、「外遊び+身体づくり」で「社会性」を育てること

執筆者
服部由実

編集長。企画・取材を担当。IT企業の広報部門に所属し、社外広報や採用活動に取り組んでいます。

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