保育者の人材不足が叫ばれる中、JPホールディングスグループでは、人材採用と人づくりに関わる様々な取り組みを実践し、注目を集めています。採用においては「社長プレミアムセミナー」を開催。早期に就職活動をする意識の高い学生向けに、業界の現状、会社の理念や特長などを荻田社長自らが熱く伝えます。今夏には、保育士資格のない学生に対して内定後に養成講座を開講し、来春の受験をサポートすることを発表しました。
社内研修は年間で約250回。発達支援、保健衛生、セルフマネジメントなどジャンル別に開催される「一般研修」、系列園の同年代や同職種のスタッフと交流しながら学べる「階層別研修」、向上心が認められた選抜メンバーだけが参加できる「海外研修」などで、スタッフの学びの意識はどんどん高められていきます。
夏には有明コロシアムで恒例の運動会を開催します。企画・運営を任されるのは1,2年生社員。「2,000名を楽しませる企画や運営は大変なことだが、これも貴重な機会。今年は競技をスムーズに進行させる方法を体操指導のスタッフから教えてもらったり、リハーサルをしたりして工夫したようだ」と荻田社長は若手の努力を称えました。
年に1回発行される「愛と勇気と知恵の社内報『J★PRESS』」は、会社方針、オープン園、職員、社内行事、社内制度などの紹介をタウン誌風に独自編集した冊子。社内報を開くことで、スタッフはグループの一員であることを再認識するとともに、仲間たちの笑顔に勇気づけられます。
不満や悩みを減らすため
「安全」と「子どもたちの笑顔のために」という言葉を胸に、現場を仕切る園長は約160名。隔週の園長ミーティングでは特にトラブル報告を重視し、迅速な対処や予防に活かしています。園長が抱える園運営全般の悩みは、エリアマネージャーや本部スタッフが寄り添いサポート。エリア別の園長親睦会には荻田社長も参加。園長の声に耳を傾けます。「日常の不満や悩みを分かち合い、減らすことが何より大切」。荻田社長はそう語ります。保育者の安心と笑顔を守るための組織づくりが、子どもたちの安全と笑顔を守れる人づくりにつながっています。
株式会社JPホールディングス
代表取締役社長 荻田和宏氏
兵庫県出身。平成11年同社に入社。静岡営業所長、大阪支社長などを経て平成27年2月より現職。「1.子どもたちの笑顔のために」「2.最大ではなく最高の保育事業者を」「3.楽しいは本気でつくる」を掲げて経営に取り組んでいる。