不適切保育を未然に防ぐために
悩みを相談できる場 有効に活用

ホイクタス画面。保育現場の悩みを気軽に相談できる

 こども家庭庁の全国調査によると、2022年4月~12月の間に保育所で確認された不適切保育は914件。認定こども園等を含めた保育施設全体の件数は、1316件に上ります。

 要因の一つとされるのは、慢性的な人手不足による職員のストレス。保育者の時間的なゆとりの確保や研修実施、社会全体で子どもを見守る意識の醸成が求められています。

 そうした中、近年利用者が増加しているのが、保育士同士で悩みを相談・解決できるメディア「ホイクタス」(㈱dott提供)です。保育士が利用できる無料メディアで、現場での悩みを投稿すると他の保育士から具体的な解決策やアドバイスを得られます。開発責任者で元保育士の石井大輔さんは、「悩んでいるのは自分だけではなく仲間がいる。安心感やつながりを感じられる場としても活用してほしい」と期待を込めます。

 また、メンタル不調者に気づくしくみづくりの手段として、産業医による職員のカウンセリングを実施する園もあります。職員のヘルスケアの方法について、保育現場でのカウンセリング実績のある産業医・吉田健一先生は、「福利厚生によるオンライン診療の利用や従業員サーベイなど、ITを活用した支援が有効」と語りました。

ホイクタス 公式サイトはこちら
執筆者
服部由実

編集長。企画・取材を担当。IT企業の広報部門に所属し、社外広報や採用活動に取り組んでいます。

注目の話題