即実行 即実感 業務棚卸表で改善の一手を

 業務改善の第一歩は今ある業務の現状を把握することから。業務棚卸表をもとに、園内で定期的にふりかえる時間を設けましょう。

 まずは、毎年発生する「事務作業」「集金」「指導案作成」など大まかな業務を「大分類」「中分類」に書き出しましょう。次に、各業務で発生する作業内容を手順通りに「小分類」に並べ、誰がどのくらい時間をかけているかを入力。全体像が見えるようになったら、業務の整理整頓をしましょう。
 ここで役立つのが『業務改善の問題地図』(著/沢渡あまね・元山文菜)で紹介されたフレームワーク「ECRS」。Eliminate(仕事自体をなくせないか)→Combine(作業を同時にできないか)→Rearrange(手順や担当を替えられないか)→Simplify(もっと簡単にならないか)と検討していくことで、業務の問題点や本来の目的、解決方法、必要なツールは何かといった具体的な議論を進めることができます。

『コミュニケーションの問題地図』
著/沢渡あまね 元山文菜 出版社/技術評論社
『コミュニケーションの問題地図』詳細はこちら
執筆者
芦川桃香

取材・執筆を担当。地方IT企業の広報目線で、地元企業の採用活動やオンライン配信などを支援。

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