文字に興味を持つきっかけや、相手を考えて手紙を書き、他のクラスの園児との交流につながることから、多くの園で実施されている「郵便屋さんごっこ」。教室の入口にポストが設置され、集配袋を持った園児が隣の教室のポストに手紙やはがきを入れるというあそびです。パワーポイントは、郵便屋さんごっこの準備に便利なソフトであることをご存知でしょうか。はがきや切手、「ありがとう」「おめでとう」などのメッセージ素材、集配袋など、郵便屋さんごっこに必要なものを、A4用紙に印刷して自由に手づくりすることができます。
操作手順
A4サイズで手づくり1
パワーポイントを起動し、はがき、切手、集配袋をつくりましょう。後で使いやすいよう[ デザイン – ユーザー設定 – スライドのサイズ – ユーザー設定のスライドのサイズ ]からA4サイズ(幅21cm、高さ29.7cm)を入力。土台が整ったら、[ 挿入 – 図 – 図形 ] を利用してはがきや切手をスライド内に描きます。よりリアルにつくりたい場合は、正規のサイズを調べて[ 描画ツール – 書式 – サイズ ]に数値を入力しましょう。切手は園児の写真や作品などを絵柄にして、オリジナルの切手をつくっても良いですね。
A4サイズで手づくり2
あわせて、A4用紙を使った集配袋のデザインもパワーポイントでつくることができます。
成長に合った素材準備
文字を書くことがまだ難しい園児たちのために、文字のシールのような素材を用意してみてはいかがでしょうか。
「ありがとう」「おめでとう」などのメッセージ素材を貼るだけにすれば、文字を書けなくても言葉を表現することができます。メッセージとなる言葉を変更するだけで、年賀状や母の日、敬老の日など幅広く応用できます。
ポイント1
日本郵便(株)は、「ゆうびんきょくキッズサイト」にて郵便屋さんごっこを支援するキットを提供しています。手紙の良さを伝える動画を視聴できたり、レターセットや紙製ポストなどをダウンロードできたり、郵便屋さんごっこに活用できるコンテンツが満載。手紙のやりとりで「伝えたい相手」を思い浮かべ、「相手を思いやる気持ち」を持つ経験を幼年期から重ねることで将来の人格形成を育むことを目指しています。