総務省がまとめた「平成26年度版情報通信白書」によると、スマートフォン(以下、スマホ)の購入をきっかけにインターネット全般の利用が増えたと答えた人が半数以上いることがわかりました。(図1)そして、45%の人が「情報検索」を目的にインターネットを利用する機会が増えたと回答しています。
また、民間マーケティング会社のオプトとグルーバーが調査した「性別・年齢別の1日のスマホ利用時間と利用内容」によると、20~34歳の女性の63%が1日1時間以上もスマホで「検索・情報収集・サイト閲覧」をしていることがわかりました。情報検索を目的にスマホでインターネットを利用しているママ世代の日常の姿を窺い知ることができます。(図2)
さらに、視聴行動分析サービスを提供するニールセンが2014年12月に発表した「インターネットサービスごとの利用者数の対昨年増加率調査」によると、パソコンからの利用は全体で8%減少したのに対し、スマホからの利用は34%増加しています。
あわせて、インターネット利用トップ10にランクインしたサービスの対昨年増加率でも、パソコンからの利用はすべてマイナス、スマホからの利用はすべてプラスとなっています。(図3)
同時に発表された「オンラインメディアの望ましいデザイン」(図4)では、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した人が、「1. 図やイラストなどでわかりやすく説明されている方がよい」では84%、「2. 1ページをスクロールして全部読める方がよい」では79%、「3. スクロールしないでページを移動して読んでいく方がよい」では37%でした。スマートな導線で情報を見つけやすく、ビジュアル性の高いページが求められます。
未就園児や在園児の保護者においてもスマホの利用が進んでいることが見込まれるため、スマホでの閲覧者を意識した園のwebサイト運営をしていく必要性が高まってきていると言えます。