親子遠足を1日中楽しもう! 遠足で取り入れたい遊びまとめ

 寒さもだんだん和らぎ、もうすぐ3月です。幼稚園や保育園ではひな祭りやおわかれ遠足、修了式、卒園式など大きな行事が盛りだくさん! その中でも、日常の園内での過ごし方とはガラリと変わった園外で過ごす遠足を楽しみにしている園児も多いはずです。また、遠足は園外の行事である分、園内より危険も多くなるため、子どもたちの安全をより確保できるように、最近では保護者と一緒に参加できる「親子遠足」を実施するパターンが多く見受けられます。

 広い公園や野原などで食べるお弁当や、きれいな景色を見ながらのお散歩は、日常とはまた違った雰囲気を味わうことができます。そこで、室内遊びとはまた違った雰囲気の中で親子ともに楽しめる遊びを企画したいもの。子どもたちも広い公園を思いきり遊びまわりたいはずです。「でも、何して遊べばいいの?」「公園だからこそ盛り上がる遊ぶといったら?」今日はそんな先生方の疑問にお答えしましょう! 親子一緒に楽しめる充実した遠足になるよう、取り入れたい遊びについてまとめてみました。

親子遠足での遊びのポイント

 遊びのご紹介の前に、親子遠足での遊びのポイントを押さえておきましょう。

1 外という場を活かした遊びを選ぶ 広い公園のスペースを最大限に活用して、子どもたちを思う存分楽しませてあげましょう!
2 順位や優劣のはっきりするものは避ける 絶対にNGというわけではありませんが、喧嘩につながることもあるため、避けることをオススメします。
3 片付けが簡単にできる 広い公園を活かして大規模な企画をしたいところですが、大規模すぎて片付けに時間がかかっては元も子もありません。公共の場で過ごすマナーもきちんと守るためにも、片付けがしやすいものを選びましょう。
4 いつも以上に園児を見る 公園を一歩出れば、車の危険がたくさん。室内での遊びではない分、普段以上に子どもたちの安全を確認できる遊びにしましょう。
5 妊婦さんでも無理なくできる遊びを! 保護者全員に参加してほしいため、妊娠中のママでも参加できる企画にしましょう。

親子遠足で取り入れたい遊びまとめ

年長さん向け

じゃんけん列車

 園児が前、保護者が後ろに並んで列車をつくります。前の園児同士がじゃんけんし、負けたグループが勝ったグループの後ろにつきます。最後は長い列車になる遊びです。「かも~つ列車、しゅっしゅっしゅっ…」という歌に合わせて遊びましょう。

先生めがけて玉いれ

 先生がかごを背負い、そのかごに向けて玉いれ競争。場所を決めて先生が走り、それを親子で追いかけても楽しいですし、走らずに上下左右にかごが動くだけでも通常の玉いれに比べて難易度が増し、面白いです。遠足前に、子どもたちと一緒に新聞紙で玉づくりをすれば、遠足当日までのワクワク度も高まります。新聞紙を丸めてカラービニールで包んだり、子どもたちにビニールへ絵を描いてもらったりしてもかわいいです。

八百屋さんゲーム

 よく耳にする「八百屋さんの~お店に並んだ~…」という歌で遊びましょう。野菜の名前を言ったら「あるある」と手をたたきます。野菜以外の八百屋さんに置いてないもので手を叩いてしまったらアウト! 八百屋さんに限らず、今日のお弁当の中に入っていたもので手を叩くルールにしても楽しめるでしょう。

年中さん向け

まねっこ当てっこ遊び

 先生などがみんなの前に立って、ゾウやうさぎのモノマネをします。それを子どもたちが当てる遊びです。例えば、ゾウの場合は手を前で大きく振って「パオーン」、飛行機の場合は手を横に広げて「キーーン」など。親子でグループに分けて、園児がモノマネをして他のグループがそれを当てるルールにしても面白いです。また、保護者のモノマネをお題にしても面白いですね。

色を探そう

 例えば「緑」といって緑のものにタッチするという、まわりのものの色を探す遊びです。室内でもできる遊びですが、自然の中での色探しは、またいつもとは違った楽しさが味わえます。お友達や保護者の服の色でもOKです。広い公園にはたくさんの色があるのでオススメです。

宝さがし

 そのままお土産として持ち帰ることができるようなものを「宝」にして、公園内の様々な場所に隠しましょう。先生方はどこに隠したかチェックしておき、遊び中にヒントなども交えながら親子に話しかければ全部見つかります。

年少さん向け

ぴったんこゲーム

 親子や園児同士などで2人組になります。先生「ぴーったんこぴったんこ♪」→2人組「どーことどーこがぴったんこ♪」→先生「お手てとお手てがぴったんこ!♪」→2人組で手と手をあわせます。他に「お尻とお尻」「足と足」「ほっぺとお手て」など、バラエティはいろいろ。

身体さわってまねっこ遊び

 先生などがみんなの前に立って、身体のパーツを言いながら触り、みんなもそれと同じように身体のパーツを触ります。例えば、頭を触りながら「あたま」と言います。そして「あたま」「かた」「おへそ」「ひざ」…とリズムをつけて触りながら、最初はゆっくり、徐々に速くしていく遊びです。

体操

 体操だけでなく、園児の好きな歌を流して自由に踊るのもいいですね。自然の中でカラダを動かす気持ちよさが、遠足ならではの体操です。今なら流行りの「ようかい体操」なども良いのでは?

親子遠足を1日中楽しもう! 遠足で取り入れたい遊びまとめ

 いかがでしたでしょうか。いくつか遊びを挙げましたが、これだけあれば1日中しっかりと楽しむことができるのではないでしょうか。親子遠足、楽しんできてくださいね! 素敵な1日になりますように!

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