雨でも外に出かけよう! 雨の日の園外保育まとめ

 入園や始業式から早くも1カ月半がたとうとしています。最初はおかあさんと離れるのが寂しかった子どもたちも、ようやく幼稚園や保育園に慣れてきたのではないでしょうか。気温も上がり、だんだんあたたかくなって過ごしやすくなったと思ったのもつかの間、日中は真夏にも劣らないほどの日差しが差し込んできています。園内では水遊びを楽しむ子どもたちの姿も目立ってきました。しかし、まだ風は涼しく風邪を引きやすいため、その点の健康管理には先生方も気を付けているようですね。

 そしていよいよ梅雨がやってきます。外遊びはなかなかできないもので、気温は高くじめじめしてとても過ごしにくい季節の到来です。教室遊びに頼ってしまいがちですが、園によっては外出することもあるようです。そこで、雨の日でも遊べる施設などをまとめてみました。

水族館

 子どもたちの大好きなペンギンやイルカなどが見られます。施設にもよりますが、ふれあい体験や餌やり体験など、普段できない貴重な体験をすることができます。団体ですと一室(ホールなど)を借りることもできるため、そこでお弁当やおやつを食べて過ごすこともできます。

長崎ペンギン水族館(長崎県長崎市)

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 http://penguin-aqua.jp/

  • 世界で最もペンギンの種類が多い水族館
  • 国内最大級のペンギンプール
  • 大型3Dスクリーンを完備した「バーチャルシアター」があり、ぬりえをした魚が3D映像になってスクリーンに登場する

しながわ水族館(東京都品川区)

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 http://www.aquarium.gr.jp/

  • 5/13(水)~6/19(金)には、スペシャルイルカショー~イルカとおどろう~を開催
    振付をWebサイトで確認できるため、事前に園内で練習することができる
  • ヒトデとふれあうことができる
  • 学校団体料金が適応
    団体の下見は職員5名まで無料
  • 屋根がついたテーブル席、可動式のイスがある公園内のシーサイドテラスを予約できる

ヨコハマおもしろ水族館・赤ちゃん水族館(神奈川県横浜市)

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 http://www.omoshirosuizokukan.com/

  • 幼稚園と小学校をモチーフにした館内デザイン
  • 水槽には、魚の名前や生態に関する3択クイズが出題されている
  • すべり台自体が水槽になっていたり、ジャングルジムの中に水槽が埋め込まれていたりする
    (6歳までは遊ぶことができる)
  • 10名以上で団体割引ができる

越前松島水族館(福井県坂井市)

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 http://www.echizen-aquarium.com

  • 小さな子どもでも楽しめる体験型施設の充実
  • くつを脱いでくつろぐことができるガラス張りの水面や、泳ぐ魚に餌をあげることができるプールがある
  • 高い位置に設置されたハート型の水槽では、空飛ぶペンギンが見られる
  • ウミガメ、イルカ、アザラシ、サメ、エイ、ドクターフィッシュなど、多くの魚とふれあうことができる
  • 5~7台のベビーカーの貸出あり

室内遊び場

 室内に完備された室内公園です。広さも充分にとられており、知育に関するおもちゃも数多く揃っています。外で遊ぶのと同じようにのびのびと遊べる施設が増えています。団体でもお申し込み可能な施設もあるため、そこで思いっきり遊ばせてあげるのもいいですね。

福島市市民会館内屋内遊び場「さんどパーク」(福島県福島市)

 http://www.city.fukushima.fukushima.jp/site/shisetsu/kosodate12092601.html

  • 利用は無料
  • 大きな砂場やボールプール、エア遊具などの遊具を完備
  • 赤ちゃんが安心して探究心を満たせるベビーコーナーがある
  • 保育所・幼稚園など(満2歳以上~就学前)の団体受け入れが可能

ぐんまこどもの国児童会館(群馬県太田市)

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 http://kodomonokunijidoukaikan.jimdo.com/

  • 絵本や紙芝居の読み聞かせあり
  • 簡単工作の「おはなしのへや」や自転車紙芝居劇場などの図書館施設の充実
  • プレイルームやクラフトルーム、サイエンスワンダーランド、対象年齢に合わせた学習教材の上映がされるプラネタリウムがある
  • 希望月の3カ月前~利用予定日の1週間前までに予約をすれば、団体予約可能
  • 保育園、幼稚園、小学校に合わせた団体利用プログラムあり

兵庫県立こどもの館(兵庫県姫路市)

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 http://kodomonoyakata.jp/

  • 様々な子どもが楽しめる施設が充実している
  • 牛乳パックやペットボトルなどリサイクル材料を使って自由に工作ができる「実習室」
  • 100円から300円で木工工作ができる「工作館」
  • ぞうさんのすべり台や、ジャングルジム、トランポリン、ボールプール、はいはいコーナーがある「親子遊戯室」
  • けん玉やお手玉、すごろくやカルタなど、昔懐かしい遊びが自由に楽しめる40畳の広いたたみの「伝承あそびのひろば」
  • 10名以上で団体予約が可能

笹塚こども図書館(東京都渋谷区)

 https://www.lib.city.shibuya.tokyo.jp/hp/intro_kan10/top/kan-sasako-top.html

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  • ぐりとぐらをモチーフにした「もりのへや」や、恐竜が壁に描かれた「きょうりゅうのへや」、おはなし会で証明を落とすと壁面が星のように光る「ほしのへや」など、本だけではなく空間を楽しむことができる

電車ドライブ

 「遊ぶ」ということとは少し違いますが、子どもたち、特に男の子は乗り物が大好きですよね。目的の行き先がなくても駅から駅までのんびりと電車に乗ってふらりと電車ドライブ。切符を買い、改札を通り、合図とともに発車。そしていつも見る景色と違う景色を見ながら子どもたちとお話をするだけでも、普段と違った感覚として思い出に残るでしょう。安全第一なので難しいかもしれませんが小グループに分けて体験させる園もありました。

動物園前駅(大阪府大阪市)

 http://www.kotsu.city.osaka.lg.jp/station-guide/M/m22/

  • 御堂筋線ホームのタイルの壁面には、多くの動物のイラストが描かれている

熊本県 南阿蘇鉄道(熊本県阿蘇郡)

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 http://www.mt-torokko.com/

  • 子どもたちが喜ぶような、風が吹き込む窓がない客車
  • 阿蘇の雄大な自然や、高さ68メートルの白川の大渓谷のスリルを味わうことができる

図書館

 静かにできない子どもには少し敷居の高い場所かと思われがちですが、図書館には子ども向けの本がたくさん置いてあります。なにより子どもたちが自分で選び、そこで自分で読む、いつも大騒ぎしている幼稚園や保育園とは違った緊張感もあります。その落ち着いたスペースで本を読ませることもなかなか貴重な時間です。施設によりますが、定期的に紙芝居やミニシアターなどが行われています。

長崎市立図書館(長崎県長崎市)

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 http://lib.city.nagasaki.nagasaki.jp/

  • 図書館見学を随時実施
  • こども専用の図書館の空間がある

長崎県 諫早市立 たらみ図書館(長崎県諫早市)

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 http://www.lib.isahaya.nagasaki.jp/tarami_web/

  • 映画の上映会やコンサートの開催が頻繁にある
  • 子どもに読み聞かせる「おはなしのじかん」が毎週開催されている

玉川こども図書館(石川県金沢市)

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 http://www.lib.kanazawa.ishikawa.jp/kodomo/index.html

  • 子どもが読みたい本がたくさん揃っていて、読書に関するイベントを実施している
  • 子ども向けの様々な施設の充実
  • 靴を脱いで本を読むことができる「おはなしの部屋」
  • 0~3歳までの子どものためのおはなし会などをする畳の部屋「はじめまして絵本ルーム」
  • 様々な国の絵本や、外国で紹介された有名な絵本を読むことができる「世界の絵本コーナー」
  • 映像で物語を楽しむ「デジタル絵本」というコーナーもある

前橋こども図書館(群馬県前橋市)

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 https://www.tosyokan.city.maebashi.gunma.jp/kodomo/

  • 子ども向けの本の充実
  • 迷路のような本棚やかわいらしい机やいすなどの内装
  • 全面ガラス張りになっているため日差しは明るく開放感たっぷりの作り

 これらの場所は園外保育として利用をしなくても、お休みの日、雨でも家族で出かける場所として保護者に紹介するのもよいでしょう。子どもたちが雨の日を楽しく過ごし、それを家族に報告してくれることも子どもたちを預かる身として何より嬉しいものです。

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