2月3、4日、理想科学工業株式会社理想八王子支店が主催した「園だより作成セミナー」の受講者アンケートによると、園だよりの制作実態は、手書きがまだまだ多く、パソコンで作成していても、印刷はモノクロだという回答が圧倒的。パソコンで制作してカラー印刷をしている園はわずか8%でした。
しかし、「高速・低ランニングコスト」を実現するカラープリンターの術進化もめざましいものがあります。理想科学工業株式会社は、オリンパス株式会社と共同で開発した次世代高速カラープリンター「ORPHIS X(オルフィス エックス)シリーズ」を2月に発売しました。同シリーズ「7250」は、A4サイズの一般的な原稿なら1分間に片面120枚、両面60枚を高速出力します。また、1枚あたりの印刷コストは、A4フルカラーで約2円といいますから、1枚30円のカラーコピーを使用するよりはるかに安くなります。
理想=印刷機(リソグラフ)のイメージが根強いようですが、これはプリンター。版を作りませんので、1つの原を複数枚でも、複数の原稿を1枚ずつでも有効的に印刷できるというわけです。また、インクジェット方式でインクの乾きが速く、両面印刷も可能です。
そのほか、用途にあわせて「多機能フィニッシャー」を選択することで、ステープルやパンチ、折りなどの仕上げ工程もプリンターに任せられ、事務効率がアップします。厳しい入稿スケジュールで外部の印刷所に依頼していた小冊子なども、この1台があれば、いつでも印刷できるようになりますので、編集作業に時間的な余裕を持つことができます。
園のIT化のひとつとして取り組みたい「印刷物のカラー化」。目的は「伝えたい情報を相手によりわかりやすく、確実に届ける」ということです。