
理念にある「我が子に与えたい保育を提供し続ける」という想いは、保育士資格を持っていなかった私の“母”としての視点から生まれました。その後、一念発起して企業主導型保育園を開設。その後、施設長として運営を重ねる中、3年半前に大学院で保育を学ぶ機会に恵まれました。保育士資格を持たない私が、保育を学問として深め、目的をもった保育をどう現場へ落とし込んでいくのか――。その間、現場を守り続けてくれたスタッフへの感謝は日に日に大きくなり、修了の瞬間には「このスタッフを守り、より働きやすい環境をつくる」という強い思いに変わっていました。
現場に戻って最初に取り組んだのは、曖昧だったノンコンタクトタイムの明確化、一人ひとりの得意性を丁寧に見取りながら「専門性」を育てる仕組みづくりです。これは業務改善の要であり、結果として職員がオーバーワークにならず、同時に私たちが目指す理念を形にする人材育成の土台になると確信しています。
私が運営する企業主導型保育園は、給付金か助成金かという制度の面に認可園との違いがありますが、有資格者が保育にあたるという本質は変わりません。子育て拠出金を財源とすることで自治体の税金を使わずに地域のお子さまをお預かりできる、自治体にも保護者にも負担の少ない制度です。起業当初の苦しさも今では大切な糧。歴史ある認可園の先生方に学びながら、これからもスタッフと共に、お子さまの“育ちを支える保育”を楽しみ続けていきたいと思います。
りすさんの保育室(山口県) 施設長 眞島 美保子 先生
専業主婦22年を経て「我が子に与えたい保育」を形にするため起業。2016年12月に企業主導型保育園を開設し、現在は受託を含め病児・病後児保育施設併設した3園を運営。2026年度は卒園児を対象にした外国人による英会話教室開設予定。














