この記事のポイント
- 保育博2024は、11月21日・22日に東京都立産業貿易センター浜松町館にて開催
- 主催者セミナーでは、教育評論家・尾木直樹氏をはじめとした業界著名人によるセミナーに注目
- 見本市の注目は現在30社の出展が決定している「ICTゾーン」。最新のサービスが並ぶ
保育課題と向き合う多彩なセミナー
こども基本法施行や多様な子どもへの配慮、不適切保育防止など、ニーズに対応すべく変革期を迎える保育業界。園経営・従事者の来場人数が過去最多となった前年に続き、「保育博2024」が開催されます。
今回も、業界著名人によるセミナーやワークショップ・研修、保育博アンバサダー交流会、ベビーテックアワードなど計23本が予定されています。
注目は、教育評論家であり、法政大学名誉教授、東京都立図書館名誉館長を務める尾木直樹氏による「子どもの心をつかむ~『子ども新時代』を生きる~」 。子どもを中心に幸せな社会の実現を目指す時代が到来する中、転換期を生きていく子どもたちの心のつかみ方を尾木氏と共に考えます。
さらに、東京大学大学院教育学研究科の教授で発達保育実践政策学センター長の遠藤利彦氏からは、乳幼児期のアタッチメントが心と身体の健康・幸せに与える役割について解説。保育者がどのように子どもと関わっていくかを学びます。
さらに、前回大阪開催で新設された求人紹介・マッチング特化の「求人エリア」との連携セミナーも初開催。延べ500人以上の保育者との面談実績を持つ公認心理士・保育士、(一社)キャリアヘルス研究所 代表理事の谷口真紀氏が、自分らしいキャリアを築くためのヒントを授けます。
最新の保育ICT 体験型ブース充実
見本市の注目は現在30社の出展が決定している「ICTゾーン」(2024年8月時点)。勤怠管理や保護者連絡のシステム、インクルーシブ保育に対応した発達支援サービス、キャリアパスや人材募集・人材定着に特化したサービスなど、保育現場の課題を反映した最新のサービスが並びます。
このほか今年注目のICT商材を表彰する「ベビーテックアワード2024」を同日開催。さらに、「木育」を推進する企業が共同で展示+体験型ブースを構える「東京おもちゃ美術館」など見どころ満載です。
来場者の声
- 保育園 事務(東京都)
「来年度、新たに保育園を開園するので、そのための情報を収集するために来場しました。登園バスのセンサーモニター、午睡のモニターなどの見守り関係や食品を中心に、40 ブースくらいまわりました。」 - 保育者(茨城県)
「上司から勧めてもらい、マネジメント、人材育成、人事評価のセミナー聴講とサービス導入検討のために来場しました。上司にこんなものがありましたと提案したい。」 - 保育園 経営者(静岡県)
「インクルーシブ保育のセミナーを聴講する目的で来場しました。無料で聞けるのがメリット。小規模園だけで実施していくのは厳しいので、『園の数を増す』『療育や介護と合体させること』も考えています。」 - 保育園 経営者(沖縄県)
「新しく小規模園の設置を予定しており、設計・デザイン会社のブースを数社まわった。保育博には東京、大阪に毎年来場していて楽しみにしているが、今回は研修会にも参加し、大変有意義だった。」