PowerPointで福笑いをつくっちゃお!

 福笑いやコマ回し、凧揚げなど、お正月らしい遊びを子どもたちと楽しみたい季節がやってきますね。そこで、今回は子どもたちの好きなイラストを用いた福笑いのつくり方を紹介します。

操作手順

福笑いの台紙づくり

 まずは、台紙をつくりましょう。パワーポイントを起動し、[ ホーム – スライド – レイアウト – 白紙 ] を指定します。続いて、[ デザイン – ユーザー設定 – スライドのサイズ – ユーザー設定のスライドのサイズ ] で[ スライドのサイズ指定 ]と[ 印刷の向き – スライド ] をお好みで指定します。

 ここに、[ 挿入- 画像 – 画像 ] よりイラストを挿入し、できるだけ用紙いっぱいにイラストを拡大します。[ 表示 – プレゼンテーションの表示 – 標準 ] になっている状態で、左端にスライドの縮小版が表示されていることを確認します。その上で右クリックし、[ スライドの複製 ] を選択してスライドをコピーしましょう。このスライドはパーツ用です。

 最初のスライドに戻り、眼、鼻、口などを消しましょう。サンプルの招き猫では、白く塗りつぶされた枠線のない四角形を並べることによって消し込みができます。

01
台紙に不要な顔のパーツを消すために、パーツの上に図形を重ねていきます。図形の枠線の色は「なし」、塗りつぶしの色はイラストの顔の色に合わせます。同じ色を選ぶには、[ 描画ツール – 書式 – 図形のスタイル – 図形の塗りつぶし – スポイト ] で色を吸い取ると確実です。

福笑いのパーツづくり

 2枚目のスライドのイラストを選択し、[ 図ツール – 書式 – サイズ – トリミング ] を指定します。まず、右目だけを囲むように枠を操作し、イラスト以外の場所でクリックして確定させます。それをCtrlキーを押したままドラッグしてコピーし、再びトリミングをクリックすると、イラストがグレーで復元されます。トリミング枠に左目が入るようにイラストをずらして確定させます。

02
事前に用意した台紙用スライドのコピーでパーツづくりをすることで、台紙とパーツのバランスが合います。目、鼻、口などを順番にトリミングしていきましょう。トリミング枠に合わせてイラストをずらしたり、パーツに応じてトリミング枠を拡大・縮小したりします。

この操作を繰り返してベースのパーツをつくりますが、独自のパーツも図形描画で用意しましょう。

03
もともとの表情だけでは面白味に欠けるので、図形を組み合わせて目、口、鼻、眉などのパーツをつくってみましょう。楕円を塗りつぶし、その中に白い楕円を置くだけで、かわいい目ができます。イラストと線の太さや色合いをあわせるのがポイントです。

ポイント1

ポイント01

 台紙をつくったり、パーツをつくったりするとき、複雑に変形した図形を使いたいことがあるかもしれません。そんなときは、図形を右クリックし、[ 頂点の編集 ] を選択します。これにより、ハンドルが自由自在に動かせるようになります。例えば、黒い四角のハンドルを移動すると頂点が移動できたり、黒い四角から枝分かれした白い四角のハンドルを動かすと曲線が描けたりして思い通りの表現がしやすくなります。

執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

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